2019年9月16日 更新

シンビジウム(シンビジューム)の育て方! 初心者にもおすすめ、植え替えや株分けのポイントとは?

落ち着いた色合いで花数が多く見た目も華やかで、冬の代表花としても人気が高いシンビジウム(シンビジューム)は鉢花としてプレゼントするにも喜ばれます。シンビジウムは寒さに強く、花持ちも良いので初心者にもおすすめのお花なんです。ぜひ冬に育ててみませんか?

シンビジウム(シンビジューム)とは?

gettyimages (22007)

冬の花の代表格、ラン科のシンビジウム。シクラメンやコチョウランと並ぶ人気の花です。
原産地は中国・タイ・ネパール・インド・ミャンマーのアジアと、オセアニアですが、
もともとは冷涼で湿度の高い地域の植物だったので、たいへん丈夫で寒さにも強く、育てやすいので家庭栽培でもおすすめです。

シンビジウムの特徴は、ピンク・黄色・白・オレンジなど鮮やかなグラデーションを持つ花色や、
直立した花茎に5~20程の花を咲かせます。唇弁の中央に2本の線があるのも特徴です。

品種にもよりますが、葉は細く直立していたり、柔らかく曲線を描いて垂れていたりとさまざまです。
開花する際にも、多くは直立からアーチ状に伸びて開花しますが、最近の品種は下向きに垂れて咲く「下垂性」の品種が人気なようです。

また地植えで栽培する場合は、霜や凍結など温度管理が難しいのでガーデニング初心者にはおすすめできません。
鉢植えでの栽培は、蘭鉢などの縦長の鉢を利用すればまっすぐきれいに育てることができるので、初心者にも育てやすいでしょう。

 栽培カレンダー

4月~5月下旬
秋から冬に購入した開花株を植え替えする方法が一般的です。
年間を通して日当たり・風通しがよく、より長く日光に当たる場所を選んで鉢を置くと良いでしょう。
日差しが強い5月上旬から9月いっぱいまでは遮光ネットを張り、日差しを避けてください。
特に真夏の強い直射日光は葉焼けの原因になってしまいますので、半日陰や室内に移動しておきましょう。

12~4月
開花時期になります。ピークは3月~4月。
シンビジウムはたいへん花持ちが良く、2か月以上も花を咲かせることも…!
ただしあまり長い期間花を咲かせると株が弱ってしまいますので、
ピークを迎えたら1か月ほどで切り取った方が良いでしょう。

シンビジウム(シンビジューム)の育て方のポイント

gettyimages (22009)

置き場所

シンビジウムの置き場所は、年間を通して日当たりがよく、また、風通しも良い場所を選びましょう。
真冬以外は戸外で栽培し、12月からの冬は日当たりの良い明るい室内が適しています。
日差しが強くなってくる5月上旬から9月は、直射日光を遮ることが出来る半日陰や室内への移動をします。
室内に取り込んでも、できるだけ日光をあててあげましょう。

暖房の強い部屋に置きすぎても、花が早く枯れてしまう原因になるので、
昼夜の温度差をあまり広げないようにすることも大事です。

また、鉢に遮光性の低い遮光ネットを取り付けるのも良いですね。
真夏の直射日光はシンビジウムの葉焼けを起こすことがあるので、要注意です。

シンビジウムに使う鉢は2種類あり、素焼き鉢・テラコッタ鉢は排水性や通気性が良いことで知られています。
陶器鉢やプラスチック鉢は排水性や通気性が弱いので、どんな鉢を使うかで使う用土も選んでいきましょう。

用土・肥料

用土は軽石単用にするか、日向土6:パーライト4の割合で混ぜた用土やミックスコンポストなどの水はけの良い土を用意します。
洋ラン類用の用土や植木鉢を準備しましょう。
鹿沼土などは、最初は問題なくても、そのあと根が腐りやすくなってしまうので
土系の材料は控えた方が良いです。

まず、植え替える時にゆっくり効く肥料を混ぜ込んでおきます。
新芽が出てきたら、真夏前まで固形の有機肥料を1か月ごとに取り換えて、
薄めた液体肥料を1、2週間に1回、しっかりと施しましょう。
SB シンビジューム洋ランの土 5L

SB シンビジューム洋ランの土 5L

洋らんの置肥 1.8kg

洋らんの置肥 1.8kg

水やりの仕方

水をたくさん必要とするシンビジウムには、土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えてください。
真夏は特に乾燥しやすく、シンビジウムの生育期間でもあるので表面が乾きやすくなっています。

春から秋にかけては、1日1~2回程度、株元にたっぷりと水やりをします。
秋から冬にかけては週に1~2回ほどに減らします。
蕾が伸びてきたら2日に1回に増やしましょう。
この時期に水やりが少ないと、花が付きにくくなってしまいます。
花が咲いたら、花にかからないように株元にそっと与えてくださいね。

剪定、芽かきの方法

花を咲かせるため、9月頃に「芽かき」が必要になるシンビジウム。
芽かきとは、栽培に不必要な脇芽を取り除く作業になります。
シンビジウムは株が混み合うのが9月頃になるので、この時期に目かきを行いましょう。

1本の株に3~4本の花芽を残して、残りの花芽や葉芽は取り除いてください。
花芽・葉芽は似ていて間違いやすいので、注意が必要です。
花芽は触ると柔らかく、葉芽は芯が合って少し硬い触り心地です。
坂源 ハンドクリエーション F170 170mm F-...

坂源 ハンドクリエーション F170 170mm F-170

注意したい病気や害虫

黒斑病
花が咲きにくくなるウイルス病で、葉に黒い斑点が付きます。
感染力が強く、一度感染すると治らないので、株ごとすぐに処分しましょう。
ウイルス病は、ハサミなどの用具から感染するので、
用具を使う場合には、アルコール消毒をするなどした清潔な用具を使うようにします。

アブラムシ
蕾が育ってきた頃に集まりやすくなります。
数が少ないうちは、見つけ次第除去しましょう。
株が込んでいて風通しが悪く、蒸れてしまっているときも葉裏にアブラムシが付きやすくなってしまうので、要注意です。

シンビジウム(シンビジューム)の育て方のポイント増やし方

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植え替え、植え付けの方法とタイミングは

シンビジウムの植え替えの適期は4月から5月頃になります。
植え替えから2年以上たつと、株も窮屈になってきますので植え替えを行う必要が出てきます。
その際には、株が少しはみ出るようになる小さめの鉢に植え替えると良いでしょう。

鉢から株を抜いて、あまり根が傷んでないようならそのまま植え替えし、
黒ずんで腐っているような場合は、その部分を取り除いてほぐしてから植え替えます。
植え替え時期を逃してしまうと、生育が遅れて花が咲かない、
というトラブルも起きてしまうので、時期を見逃さないようにチェックをしましょう。
ガーデングローブ マイリトルガーデンM

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株分けの時期と方法

大事に育ててきたシンビジウムは、株分けという方法で増やすことができます。
適期は植え替え時期と同じ、3月から4月ごろで、5月になると新芽が出て生育期に入ってしまうので早めに行うのがポイントです。

鉢を割って、土ごと抜きだし、根元を水につけながら古い土を取り除いていきます。
それぞれの株にバルブ(葉の付け根部分にある球根のように膨らんだ部分)が
2~4個付くように、ハサミやナイフで切り分けていき、新しい用土で鉢に植え付けていきましょう。

バックバルブ吹き

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株分けの他に「バックバルブ吹き」という方法でも増やすことができます。
葉のなくなった古いバルブ(これをバックバルブと呼ぶ)を新しく植え付ける方法で、
バルブの下1/3程度が埋まるように水ゴケで植えていきましょう。

シンビジウムの花言葉

gettyimages (22020)

シンビジウムの花言葉には「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」「華やかな恋」といったものがあります。
同じラン科の4大洋ラン(カトレア、パフィオペディルム、デンドロビウム、シンビジウム)の中でも、シンビジウムは落ち着いた淡い色合いが多いことから由来しているそうです。

シンビジウムは日本のガーデニング業界でも人気が高く、コチョウランに次ぐ2位の出荷量になります。
初心者でも鉢植えなら育てやすい、冬の代表花シンビジウムを育ててみてはいかがでしょうか。

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