2020年1月28日 更新

初心者でもバラ(薔薇)は育てられる?育て方やお手入れのコツをご紹介!

バラは「花の王様」と呼ばれるほど華やかで存在感のある花です。多くの品種があるバラ。四季咲き性・返り咲き性・一季咲き性など開花もさまざまです。生育期と休眠期があり、剪定や花がら摘みなどのポイントを押さえましょう。苗や肥料についても選ぶコツをご紹介します。

バラ(薔薇)ってどんな植物?

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バラの生育期

バラの生育期は3月~11月ごろ。
葉を茂らせて開花し、枝を伸ばします。
バラの適正温度は、15度~25度程度です。
一方、ほとんど変化の表れない休眠期は12月~翌年2月ごろです。
バラの開花周期は3種類あります。

四季咲き性:枝に花をつけ、年間を通じて繰り返し咲くもの
返り咲き性:春以降、不定期に咲いたり咲かなかったりするもの
一季咲き性:一年のうちに一度だけ、春に咲くもの

バラの見ごろは、主に5月~6月ごろの春と、9月~10月ごろの秋です。

バラが好む環境

バラが好む環境に大切なポイントは、以下の3つです。

・日当たりが良い
半日以上は日が当たる場所で管理することをおすすめします。
・風通しが良い
バラは通気性が悪い場所を嫌います。
・水はけが良い
有機物が多い土壌を選ぶと良いでしょう。

「手間がかかる」といわれるのはなぜ?

「手間がかかる」といわれるのは、注意しなければならない点が他の植物に比べると多いからです。

例えば、水やりや肥料について、バラは水や肥料をたくさん欲しますが、
与える量やタイミングを間違えると、根腐れなどを起こしてしまう可能性があります。
また、病害虫にもかかりやすいと言われていることから、定期的に観察も必要となります。

他にも、植え替え、剪定、花がら、蕾摘みなど
バラを元気に育てるためにはさまざまな作業を行う必要があります。

バラ(薔薇)の品種

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品種の選び方

バラを育ててみたいけれど種類がたくさんあって、どれを選べば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。
初心者の方はまず丈夫な品種、いわゆる「強健種」と呼ばれる品種から選ぶ事をおすすめします。
「強健種」とは、環境になじみやすく、育てやすい品種のことを言います。

初心者でも育てやすい品種

・アッサンブラージュ
花びらが重なるカップ咲きで、幾重にも白い花びらが重なる姿は気品にあふれており、上品なダマスク香が香ります。
四季咲きなので繰り返し花を楽しむことができます。

・ピエールドゥロンサール(別名:エデンローズ)
丸く重なるかわいらしいピンクと白の花びらを見たことがある人は多いことでしょう。
生長すると返り咲きし、春・秋の二度花を咲かせて見る者を楽しませてくれます。

・スカーレットボニカ
国際コンクールで多数の受賞を受けている品種。
「メンテナンスの手間が少なくて済むバラ」として開発された新種になります。
その通り、手軽に育てることができ、特段の手間をかけなくても絶えず開花します。
初心者でも育てやすいおすすめの品種です。

バラ(薔薇)の育て方のポイント

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バラの栽培スケジュール

植え付け期:大苗:12-2月、新苗:4-5月
植え替え期:12-2月
開花期:5-11月(つるバラ)
剪定時期:1-2月
誘引:12-1月
生育期:3月~11月
休眠期:12月~翌年2月

生育場所

・日当たり
地植え・鉢植えいずれの場合も、日当たりの良い場所を置き場所とします。
日の当たる、風通しの良いベランダなどが向いています。
室内で栽培する場合も、日当たりを気にかけてあげましょう。
南向きの窓辺などがおすすめです。
バラの品種によっては、耐陰性や耐湿性を持ったものも存在しますので、確認してみてくださいね。

・風通し
風通しを良くするためには、こまめな剪定が必要です。
魅力的な美しいバラの姿を維持し、たくさんの花を咲かせるためにも積極的に剪定を行いましょう。

土作り


保水力があり、水はけと通気性が良く、肥料の保持が良い土がベストでしょう。
ガーデニング初心者は、市販のバラ専用の培養土の使用がおすすめです。

自分で土づくりをする場合は、十分な完熟堆肥と有機肥料を混ぜて栄養が行き渡るようにしましょう。
鉢植えの場合は、赤玉土・腐葉土・牛ふん堆肥といった有機物を半分ほどの割合で混ぜて使用します。

植え付け

・大苗(春~秋まで育てた苗)
植え付け時期は10月上旬~翌年3月下旬です。

・新苗(冬に接ぎ木して作られた苗)
植え付け時期は4月中旬~6月下旬です。

新苗は接ぎ木してから約半年しか経っていないため、接ぎ口を守りながら育てていく必要があります。
また、すぐに植え替えや鉢増しなければならないため、初心者の方にはしっかり育った大苗を選ぶ事をおすすめします。

水やり

春~秋にかけての暑い時期には1日1回、
それ以外の季節は表面の土が乾いたら水を与えましょう。

特に夏の暑い時期は水切れに注意し、乾かないようにたっぷりと与えましょう。
鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまでしっかりと与えてください。
また、植えたばかりのものは「水枯れ」に注意しましょう。

乾燥しすぎも良くありませんが、
湿っている状態が続くと根腐れなどを起こしてしまうため注意が必要。
土の状態をよく観察して水やりを行う事がポイントです。

肥料

以下の内容を読んでもイマイチ理解できませんでした。
・なぜバラが肥料食いと呼ばれているのか
・バラに必要な肥料とタイミング
上記2点を分かりやすくまとめてください。

月ごとに記載されていますが、
分かりづらく「特になし」の記載は必要ないかと思います。

バラが丈夫に育ち、美しく咲かせます

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剪定

・夏の剪定
夏の剪定は9月上旬に行います。
この時期に剪定をしなければ花数が少なくなったり、
花がきれいに咲かなかったりするため必ず剪定をしましょう。
葉の脇にある外芽の上でカットします。
弱った株は花がら摘み程度で問題ないですが、
すべての枝にはさみを入れるようにしましょう。
剪定対象:四季咲き系・ミニアチュア系・シュラブローズ・オールドローズ、新苗

・冬の剪定
冬の剪定は1月上旬~2月下旬に行います。
春に多くの花を咲かせるためにも、この時期の剪定は重要です。
夏の剪定と同様、葉の脇にある外芽の上でカットします。
また、枯れ枝や細い枝は元からカットしましょう。
浅くカットすると早めに開花して花数も多くなりますが、
深くカットすると花は大きく咲き明日が遅めの開花となり花数は少なくなります。
剪定対象:四季咲き系・ミニアチュア系・シュラブローズ・オールドローズ

・シュート(ベーサルシュート)の処理について
シュートとは新しく伸びた太い枝の事を言います。
シュートの処理は6月~7月に実施します。
放置したままでいると横に伸びた枝がほうきの様な形になり、株を弱らせてしまうため注意が必要です。
枝を強剪定し、他の枝とバランスをとる事で養分が均一に分散されますよ。
剪定対象:1年目の蕾・夏期の蕾・株元から出る太い芽(シュート)

鉢替え

バラは元気に育つと鉢がいっぱいになり、土の栄養分を吸ってしまうため、
一年に一度は植え替えてあげましょう。

鉢替えの方法は、一般的な草花の植え替えと同様に、
一回り大きな鉢を用意し、ネットと鉢底石を敷いて植え替えをしましょう。
苗については白く健康的な根を残し、古い土や根を処理します。
植え替えが完了したら鉢底から水が流れ出るほどたっぷりと水やりをします。
肥料は植え替えから1週間以上経過してから与えましょう。
株が休眠している12月~2月がおすすめです。

バラ(薔薇)栽培で気をつけたい病害虫

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病気:黒星病、うどんこ病など
害虫;アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、テッポウムシなど

風通しが悪いと病気にかかりやすいため注意しましょう。
害虫はよく観察し、早めに見つけて駆除しましょう。
また最近では病気への耐性を持つ品種も増えているため、初心者の方はそういった品種を選ぶのも良いでしょう。

害虫にも病気にも効く!

ベニカX

ベニカX

安定性に優れた総合殺虫殺菌剤です。

予防も治療もできる殺菌剤

サプロール

サプロール

黒星病とうどんこ病に特化した専門薬です。

治療効果を兼ね備えた殺菌剤

ベンレート

ベンレート

病原菌の侵入を防ぎ、侵入した病原菌を退治します。

黒点病(黒星病)

発生しやすい時期:夏の雨の多い時期
予防、対策方法:黒点病は細菌性の病気なので、殺菌剤で防除します。
7-10日に1回薬剤を散布するよ良いでしょう。
また、水の跳ね返り予防のためにマルチングするのも効果的です。

うどんこ病

発生しやすい時期;4月上旬から7月上旬、9月中旬~10月上旬
予防:対策方法:軽傷のうちに殺菌剤や納豆菌などの薬剤を散布しましょう。
また、普段から風通しの良い環境で育てる事が重要です。

アブラムシ

発生しやすい時期:1年中
予防、対策方法:セロテープなどで駆除します。
水やり(葉水)をしっかり行う事でアブラムシが付きにくくなります。

ハダニ

発生しやすい時期:6月頃
予防、対策方法:濡れティッシュなどで葉の裏を擦り取って下さい。
耐性が付くので新薬を使用するようにしましょう。
また、毎日葉水を行うと良いでしょう。

カイガラムシ

発生しやすい時期:1年中
予防、対策方法:濡れティッシュや濡らした歯ブラシでしっかりと擦り取ってください。

日ごろの世話を大切に、バラに囲まれた生活を楽しもう!

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バラはそこにあるだけで、部屋や庭を一気に華やかな雰囲気にさせる魅力的な花です。
大変、難しそう、自分にはできない、そう思ってバラ栽培をためらっている人は、まずは育てやすい品種から始めて、バラを気軽に育ててみてはいかがでしょうか。

バラが意外にも丈夫であることやポイントさえしっかり押さえればそれほど世話が大変で難しい花ではない、ということが分かるはずですよ。

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