2018年11月1日 更新

ラズベリー(木苺)の育て方は?剪定・収穫時期や肥料・用土など地植えも鉢植えもできるラズベリーの栽培方法

赤や黄色の愛らしい果実をつけるラズベリー。日本に自生する野生種も多く、手軽に育てることができます。日当たりのいいスペースがあったら、ぜひトライしてほしい初心者向けの果樹です。どれもほどよい酸味と甘みがあり、生食向き。熟したものから順に口に運べば至福の時間が広がります。ジャムやソース、果実酒などにも利用できます。ニ季なりの「サマーフェスティバル」や「インディアンサマー」という品種なら、初夏と秋、2回の収穫が楽しめます。

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ラズベリーとは?

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バラ科の低木果樹で、北アメリカとヨーロッパが原産といわれています。欧米では古くからケーキや果実酒などに利用され、古代ローマ時代に栽培されていた記録もあるとか。夏の暑さ、冬の寒さにも耐え、病虫害も少ない手間の少ないラズベリーは、古くから家庭菜園等で栽培され、生活に取り入れられてきました。現在、3000品種以上あるといわれるラズベリーですが、園芸的には果実の色で赤(黄)ラズベリー、黒ラズベリー、紫ラズベリーの3群に分類されています。

ラズベリーの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

植えつけ期:12月~2月
収穫期:6月~7月、(二季なりのものは10月~11月も)
剪定期:12月~2月、7月
※関東地方以西基準

置き場所

日あたりと水はけの良い場所で管理します。

水やり

地植えの場合、表面が乾燥したら与えます。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。

栽培のポイント

耐寒性、耐暑性が強く、手間もかからないラズベリーは、初心者向き果樹の代表格です。1株あれば収穫でき、鉢植え栽培でも収穫できます。鉢植えの場合は用土が乾きやすいので真夏の水切れに注意。夏の間だけ半日陰で管理するのと安心です。

植えつけ前には堆肥などの有機質と緩効性化成肥料を混ぜ込み、水はけ水持ちのよい環境に。花が咲く前の5~6月と8~9月にも追肥忘れずに行うと収穫や翌年の生育がよくなります。初夏、果実をつけた枝は冬、枯れるので収穫が終わったら株元から剪定しますが、二季なりは秋、実をつけた枝は残しておきます。

春になると旺盛に枝を伸ばすので、冬の間に込み合った枝を整理し、風通しよくしておきます。ラズベリーは地下茎から多くの新しい茎を出し、広範囲に広がっていくので、庭に地植えする場合は広がることを念頭に植えつけましょう。またこの新しい茎を使ってさし木にすれば、手軽にふやすことができます。

主な病害虫

害虫:アブラムシ、カイガラムシ、モモチョッキリゾウムシ
病気:うどんこ病

ラズベリー栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

初期の生育に必要な有機質肥料をブレンドした土専用培養土

果樹・花木の土 12L

果樹・花木の土 12L

保水性、排水性、通気性のよい熟成した有機肥料入りの専用培養土。しっかりとした幹と枝を生育させ、花つき、実つきよく育てます。

リン酸成分多めの肥料で花つき良く

花ごころ 果樹・花木の肥料 1.8kg

花ごころ 果樹・花木の肥料 1.8kg

油粕や米ぬかなどを発酵処理した有機肥料。花つきをよくするためのリン酸成分を多く含み、元肥にも追肥にも使用できます。

化学殺虫成分不使用!食品成分で作られた殺虫殺菌剤

住友化学園芸 - ベニカマイルドスプレー - 420ML

住友化学園芸 - ベニカマイルドスプレー - 420ML

イヤな臭いもなく、さまざまな野菜やハーブ、果樹に使えます。有機JAS規格(オーガニック栽培)で使える食品成分の殺虫殺菌剤。アブラムシ類、ハダニ類、うどんこ病を包み込んで退治するほか薬に抵抗性のある病害虫にも効果的です。

料理やお菓子の彩りとしても大活躍なラズベリー

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平安時代からキイチゴ(木苺)と呼ばれて親しまれてきたラズベリー。生垣やフェンスに気軽に育ててみてください。収穫も早く、ブルーベリーより育てやすく香もよいので、初めての果樹としてもおすすめです。赤や黄色、黒、紫の宝石のように美しい果実は料理やお菓子の彩りとしての大活躍してくれます。

果実にはビタミンCや鉄分などのミネラル類、抗酸化作用の高いポリフェノールも含まれ、高い栄養価があります。赤い果実には美白効果の高いエラグ酸や、目の健康効果が期待されるアントシアニンなどが含まれています。近年、「ラズベリーケトン」に脂肪燃焼作用があることがわかり、ダイエット成分としても注目され、サプリメントなどにも利用されています。ラズベリーの花の花言葉には「謙虚」や「幸福な家庭」などがあり、果実の花言葉には「愛情」「深い後悔」などがあります。

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