2019年2月10日 更新

ズッキーニの栽培方法とは?実が大きくならないのは受粉が原因!?栽培のポイントをご紹介

夏野菜の代表格、ズッキーニの栽培方法をご紹介します。基本情報、育て方や受粉についてなど、家庭菜園初心者の方でもズッキーニの栽培は簡単でおすすめです。また、育てるために必要なプランターや支柱などの道具についてもご紹介。ぜひ参考にしてチャレンジしてみてくださいね。

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ズッキーニとは?

ズッキーニの特徴

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ズッキーニは、大きなきゅうりのような見た目をしていますが、別名「つるなしカボチャ」と呼ばれているウリ科のペポカボチャ属です。食感はナスのようで、若干の苦みがあります。カロチン、ビタミンB・Cが豊富に含まれており、イタリア料理によく使用される夏野菜です。

ツルは伸びませんが、葉は大きく広がるため、栽培にはある程度の広さの面積が必要です。また次々実がなるため、肥料が切れないよう定期的に追肥せねばなりません。
乾燥に弱く鮮度が早く落ちることから、収穫後すぐ味わえる家庭菜園におすすめの野菜です。丸型・UFO型などの珍しい形のものもあり、緑・黄緑・黄色などと、品種もさまざまです。

ズッキーニの原産地は北アメリカ南部、中南米と考えられています。16世紀にヨーロッパに伝わり、19世紀後半にはイタリアで改良されたなかから、ズッキーニが誕生したと言われています。

日本ではまだまだ歴史の浅いズッキーニですが、普及しはじめたのは1980年ころのこと。家庭菜園としてはおしゃれで人気のある野菜ということで、継続した人気を維持しています。

ズッキーニの消費は年々増加を続け、国内の生産量もかなり増加しています。長野県や宮崎県が産地としては有名であり、この2つの県だけで国内の生産量の半分以上を占めています。

ズッキーニの基本情報

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種まき期は、3月中旬~4月下旬にポットに種をまき育苗します。
植え付け期は、5月上旬に定植。
開花期は、6月上旬~8月中旬です。
収穫適期は、7月~8月中旬です。

植え付けから収穫までには、約1ヶ月半~2ヶ月程度。
開花から収穫までには、約4日~10日程度です。

ズッキーニに適した環境

置き場所(日当たり)

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ズッキーニは、日当たりを好みます。風通しの良い明るい場所で育てるのがポイントです。なるべくなら、ウリ科の野菜を連作していない場所を選びましょう。生育適温は、10度~23度です。

マルチを張っていない場合、植え付け後に切りワラなどで根元部分を覆っておくと、雨が降った後の泥の跳ね返りなどを防ぐことができます。

用土

プロトリーフ 花と野菜の有機質培養土(2L)

プロトリーフ 花と野菜の有機質培養土(2L)

ズッキーニに適した用土は、中性に近い弱酸性です。プランター栽培であれば、野菜用の培養土で育てます。畑栽培であれば、堆肥や元肥を入れる2週間前には石灰を入れて、よく耕しておきましょう。その後、堆肥と元肥を入れて土になじませていきます。

ズッキーニは、中南米の砂漠原産であり、乾燥と過湿を嫌います。梅雨の期間にも障害が出ないように、高めの畝を用意し、水はけを良くしておきましょう。大きな葉が広がるため、株間は100cmは空けたいですね。phの目安は、6.0~6.5です。

ズッキーニの育て方①

水やり

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ズッキーニの根は浅く、乾き過ぎると傷んでしまいます。植え付け後、乾燥が続く場合には、たっぷりと水やりを行いましょう。しかし乾燥対策として、収穫前に水を与え過ぎてしまうと、それもよくありません。土が乾いていたら行う、という意識が大切です。

大きく生長すると乾燥しやすくなるため、朝や夕方の涼しい時間帯に水やりを行うと良いでしょう。また、収穫最盛期では、逆にズッキーニは多くの水分を必要とするため、定期的に水やりを行うことを徹底します。

畑で栽培する場合には、雨の跳ね返りによる病害虫予防・夏の乾燥予防のためのマルチ、敷きわらを敷くことが多いです。プランターで栽培する場合には、バーク堆肥などを敷き、雨の跳ね返りや乾燥予防を行うと、日頃から過度な乾燥を防ぐことができるため、ぜひチャレンジしてみましょう。

水やりによって用土が減り、表面に根が見えてしった場合には、まし土を行います。
水やり回数のおすすめ頻度は、以下の通り。

・5月~6月:5日~7日1回
・7月~8月中旬:3~7日1、2回

肥料

住友化学園芸 マイガーデンベジフル 1.6kg

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ズッキーニは、実が次から次へとつくため、肥料は多く必要です。ただし、生育初期に肥料をやり過ぎると、葉ばかり茂って実がつかないつるぼけとなってしまうので注意しましょう。元肥は控えめに、追肥を定期的にやるのがポイントです。「ボカシ肥」「マイガーデンベジフル」などのバランスの良い配合肥料がおすすめですよ。

夏場は生長が早いため、水やりの代わりに液肥を与えると良いでしょう。プランター栽培の場合、実がなり始めたころに化成肥料を20日ごとに鉢の淵に沿い、10g与えます。液肥なら、1週間~10日に1回が最適です。地植えの場合、元肥で育てますが、生育状況から適量を与えます。

病害

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ズッキーニ栽培時に発生しやすい害虫は、ウリハムシ・アブラムシ・ヨトウムシ・オオタバコガが代表的です。害虫対策としては、シルバーマルチなどが有効です。周囲の雑草防除や定期的な殺虫剤散布を行いましょう。また、何よりも早期発見が大事です。葉の状態をよく確認し、害虫を確認したら早急に処分しましょう。万が一、大量発生してしまった際には、これ以上被害が拡大しないように薬剤使用も検討するのがおすすめです。

・うどんこ病:葉表面に白いうどん粉のようなカビが生じて、進行していくと葉全体に広がっていきます。対策としては、土壌の排水を良くして加湿を避けることです。一度発見してしまったら、病気になった葉・実は早めに取り除きましょう。

・モザイク病:アブラムシがウイルスの媒介をします。一度感染すると、葉が濃淡のモザイク状になり萎縮、実も奇形・モザイク模様となってしまいます。

・軟腐病:組織が水浸状に軟化して、悪臭を放ちながら腐敗してしまいます。

・ウリハムシ:ウリハムシは、茶色い甲虫。葉を食害していき、穴だらけにしてしまいます。

ズッキーニの詳しい育て方

種まき・育苗

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ズッキーニは、種から育てることができます。多く育てたい場合には種から育てて、数株だけで良い場合には、苗から育てるという方法もあります。3月下旬以降に種まきをします。

種まきは、12cmポットに1粒ずつ、1cm程度の深さに押し込み、行なっていきます。軽く土をかけてから水やりをしましょう。
ズッキーニの発芽温度は25度以上のため、ポット苗は暖かい環境で育てることが大切です。直に種まきをするという感覚ではなく、育苗として種まきをするのが良いでしょう。

植え付け

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ズッキーニの植え付けは、日当たりと風通しの良い環境で行います。適期は、遅霜の心配のなくなる5月上旬以降です。植え付けの2週間前に、苦土石灰を1平方メートルあたり100gまき、よく耕します。次に、1週間前に、1平方メートルあたり完熟牛ふん堆肥を2kg・粒状肥料をまき、よく耕します。

地植えの場合、株間80~100cm以上空けて植え付けます。移植ごてをさしてポリマルチに植え、穴を掘ってたっぷり水やりを行います。水が引いた後に苗を植え付けます。苗の植え付けの際は、根鉢の表土が見える程度に浅植えにするのがポイントです。苗の周りを凹ますことで、水が浸透していくように植え付けると乾燥しづらくなります。

コンテナ栽培の場合、25L以上のものに1株植えが目安。植えたばかりの苗は土に活着するまで時間がかかります。1週間程度はたっぷり水やりを行いましょう。茎が伸びると折れてしまう可能性があるため、50cm程度の長さの支柱を立てて、株を安定させます。

ズッキーニ栽培に適したプランターのサイズは、25L以上の大型のものになります。プランターの代わりに、大きな植木鉢でも代用可能です。
ズッキーニはツルが伸びませんが、茎は大きく太く伸びていくのが特徴的です。そのまま背が高くなっていくと、強風で茎ごと折れてしまう場合があります。そのため、茎が伸びてきたら50~60cmの支柱を中央に1本立てて、茎と支柱をひもで緩く結んであげましょう。

株元に垂直に立て、茎を安定させることがポイントです。根を傷めることのないように注意しましょう。支柱は長めのサイズを用意し、生長に合わせてひもの結び目を上部へと移動させていきます。ズッキーニの主茎、葉にはトゲがあるため、支柱を立てる際にはケガなどに十分注意しましょう。軍手をはめて作業するのもおすすめです。

ズッキーニ栽培には受粉が大切

ズッキーニはなぜ人工授粉が必要?

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ズッキーニは、受粉しないと果実が肥大することはありません。昆虫・風などの自然に任せた受粉をすることもできますが、確実に着果させるためには、人工授粉が必要です。

特に、マンションのベランダなどで育てている場合などは、昆虫の飛来が少なく、受粉がうまくいかないことが多々あるため、人の手で人工授粉を行ってあげましょう。

人工授粉の方法

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まず晴れた日に、その日咲いた新鮮な雄花を選びます。そして、できるだけ同じ日に咲いた雌花と午前9~10時ころまでには授粉させます。雌花は早朝の短い時間にしか咲かないため、開花したら人工授粉をさせる時間は限られますので、焦らず丁寧に行いましょう。

①雄花を切ります。
②雄花の花びらをめくって、花粉を付けやすいよう花びらを剥いていきます。
③雌しべにそっと雄しべの花粉をこすり付け、人工授粉の完了です。

ズッキーニが大きくならない?

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ズッキーニが大きくならない原因として一番に挙げられるのは、受粉がきちんとできていないことです。特に、1株だけ育てている場合や株数が少ないと受粉しにくいため、きちんと人工授粉してあげる必要があります。

受粉がうまくいかなかった場合には、均一に肥大せず、先細りした果実になってしまいます。そうなってしまった実は、大きく育つことなく、食用にすることもできません。残したままでいると腐っていき、病気が蔓延してしまう原因となるため、未受粉の実は、見つけ次第ハサミで切って処分しましょう。

また、その他の理由として考えられるのは、水・肥料不足、根の生長不良などが挙げられます。

ズッキーニを食べてみよう

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ズッキーニにはクセがなく、どんな料理にも使用できます。特に合うのは、トマト・ニンニク・肉料理。煮込み料理(ラタトゥイユなど)・炒めもの・ソテー・フライ・サラダなど何でもありです。

また、てんぷらなどの和食料理にもおすすめです。軽く炒めるだけで、和風のピクルス漬けにも。カレーのトッピングにしても美味しそうですね。家庭でもお馴染みの夏野菜となったズッキーニ。ズッキーニの栽培方法は、初心者でも簡単です。ぜひ、採れたてのズッキーニで美味しい手料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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