2020年8月9日 更新

失敗しないカブ栽培方法は?初心者におすすめ!カブ栽培の方法とコツをご紹介!

家庭菜園で人気の野菜、カブを育ててみませんか。根菜類であるカブは、品種によってはプランター栽培をすることが可能です。土作りや水やりなどの育て方のコツを掴めば、初心者でも種から気軽に始めることができますよ。種まきから間引き、収穫までの方法をご紹介します。

カブとは?

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・原産地:中央アジア・ヨーロッパ西南部
・分類:アブラナ科アブラナ属

カブは、日本書紀にその記録が残されているほど、日本の野菜のなかでも古い歴史があります。

そんなカブには、たくさんの栄養成分が入っています。
根・葉にはビタミンA・B2・C、カルシウム、食物繊維、鉄などが多く含まれています。
また、カブの葉は「すずな」と言い、春の七草にも数えられています。

カブはさまざまなジャンルの料理にも使用することができます。

品種としては、小カブの「金町小カブ」、中カブの「天王寺カブ」「近江カブ」、大カブの「聖護院カブ」などがあります。

様々な形や色みがあるのが特徴的な野菜(根菜)です。

カブの栽培スケジュール

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・種まき期:3月~6月(春まき)・8月~10月(秋まき)
・収穫期:5月~7月・9月~1月

小カブであれば、年間を通して栽培することが可能です。
また、家庭菜園初心者でも育てやすいでしょう。
育てる地域や品種によってそれぞれ異なりますので、種の購入時に詳しく確認することをおすすめします。

・生育適温:15度~20度
・発芽適温:20度~25度

カブの栽培方法

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用土

カブは、種まきから収穫までの期間が短いということを覚えておきましょう。
排水性が良く、保水性が高い土がおすすめです。
また、カブは土壌の適応性が高い野菜です。
pHの目安は、5.5~6.5にしましょう。

プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で十分です。
地植えの場合は、たい肥や元肥を施す2週間前には、石灰を入れて耕すと良いでしょう。
自分で用土を作成する際には、赤玉土6:砂2:バーミキュライト3:石灰を用土10Lあたり10g:化学肥料を用土10Lあたり20g混ぜ合わせます。

注意点としては、土のかたまり・石等あるときれいなつるつるのカブはできません。
しっかり耕して、よく確認しましょう。
また連作障害もあるため、同じ場所での栽培には1~2年あけるよう注意します。

野菜専用の培養土で生育を後押し

プロトリーフ 野菜専用培養土『野菜豊作』

プロトリーフ 野菜専用培養土『野菜豊作』

天然有機成分のみを使用したこだわりの培養土です。
土には元肥が配合されているので、そのまま植えつけることが可能です。

肥料・追肥

カブは肥料好きなので、根の肥大が始まったあたりから収穫をするまで、肥料はしっかり与えると良いでしょう。
追肥は、2回目の間引き後に施します。
このとき、クワなどでしっかりと土寄せを行いましょう。

バランスのよい配合肥料がおすすめです。
窒素分を多く含む肥料を与えすぎてしまうと、葉が大きく育ってしまうので注意してください。
ただし、小カブや中カブは栽培期間が短いため、追肥せずに最初の元肥だけで十分です。

効果が持続する肥料

ハイポネックス ネクスコート 野菜・くだもの用

ハイポネックス ネクスコート 野菜・くだもの用

樹脂コーティングされ、さまざまな野菜やくだものに使用することができる便利な肥料です。ゆっくりと長く効くため、植物が手間なく元気に育ちます。

水やり

発芽するまでは、十分に水やりを行います。
発芽してからは、土表面が乾いたら水やりを行うようにしましょう。
基本的には、午前中に行うことをおすすめします。

根が肥大してからは、十分な水やりが必要です。
水分不足はかぶが細くなってしまう原因にもなります。
栽培の初期と後期とでは、水やりの加減を変えるようにしましょう。

カブの育て方

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種まき

カブは苗からの移植ができないため、必ず種まきから始まります。
カブの種は小さいため、しっかりと親指と人差し指で挟んで丁寧にまくように注意しましょう。

プランター栽培の場合は、鉢底石を敷いてから培養土を入れます。
深さ約1cmの溝をつけ、1cm間隔で種まきを開始します。
カブは好光性種子であるため、光が当たりやすいように0.5cm~1cmほどの軽い覆土をします。

種まきのおすすめは、筋まきです。
まき溝を作って、1cmの間隔をあけて筋まきしていきます。
筋まきにすることによって、お互いに競い合って根を伸ばしていく性質があるため、発芽と生育が良くなるのです。
バラまきは、間引きや肥料管理時に手間がかかるのであまりおすすめできません。
3月~6月か8月~10月に行うようにしましょう。

間引き

カブの間引きは、全部で3回行います。
1回目:本葉1枚ころに3cm間隔で
2回目:本葉2枚~3枚ころに5cm~7cm間隔で
3回目:本葉5枚~6枚ころに小カブなら10cm、中カブなら15cm、大カブなら30cm間隔で

病害虫に侵されてしまっているものや、生育の早すぎるもの、遅すぎるものを取り除いていきましょう。
ポイントは、葉が重ならないように残った株の根を傷めないようにすることです。
残す株を手で押さえておいたり、無理に引き抜くことなくハサミでカットしたりしましょう。

また、作業が遅れてしまうと葉が弱くなってしまい、病気にかかりやすくなる場合もあるため、タイミングが重要です。
間引きした葉は、捨てることなくそのまま食べることも可能です。
漬物や味噌汁にしたり炒めたりと、美味しいおかずの一品に生まれ変わります。

間引きをしないと、病害虫に侵されたり、雨や風で傷ついたりしてしまうことがあります。
間引きは、カブ栽培にとってはとても重要な作業なのです。

収穫

それぞれの収穫の目安です。

・小カブ:4cm~5cm
・中カブ:8cm~10cm
・大カブ:20cm~30cm

収穫が遅れてしまうと、スが入ってしまったりひび割れを起こしたりしてしまいますので、早めの収穫を心がけましょう。

秋まきの場合の収穫までの日数

・小カブ:40日~50日
・中カブ:50日~60日
・大カブ:60日~90日

ポイントは、一度に全部収穫しないことです。
大きいものから収穫していき、また残りが大きくなってきたところで収穫するのが良いでしょう。
葉を手でまとめて、株元をつかんで真上に引き抜いていきます。
収穫作業は、できるだけ早朝に行いましょう。

病害虫

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病気

・根こぶ病:発生したら完治することが不可能です。すべて抜き取って廃棄するしかありません。
・白さび病:葉表面や茎に乳白色の膨れた斑点ができます。
・べと病:葉に淡褐色の病斑が発生し、葉裏はすす状のカビが出現します。
・モザイク病:葉がモザイク状になり、根にも表れ奇形となり、肉質が低下します。アブラムシが媒介しています。
・軟腐病:細菌が侵入して感染、腐敗して異臭を放ちます。多湿条件で発生します。
・黒腐病:アブラナ科の野菜に発生する細菌の病気です。外葉から褐色になり枯れていきます。
・萎黄病:気温が高い場合に発生しやすく、多くは片側に発生します。下葉が黄化し、症状が悪化すると枯死します。

害虫

・アオムシ:緑色の細かい毛が生えたイモムシで、葉を食害していきます。
・コナガ:体長10mm。淡緑色の幼虫で、葉を食害していきます。
・ニセダイコンアブラムシ:体長2mmで暗緑色の小さな虫です。集団で住み着いて吸汁加害します。モザイク病のウイルスを媒介するため、要注意です。
・キスジノミハムシ:成虫になると葉を、幼虫のときは根を食害していきます。
・カブラハバチ:黒褐色をしたイモムシのような幼虫で、葉を食害していきます。
・ヨトウムシ:夜になると活動を始め、日中は葉裏や株元に潜んでいる幼虫です。
・ハモグリバエ:乳白色の幼虫で、葉肉から葉を食害していき、葉表面に白い筋状の食痕を残します。

栄養たっぷりなカブで美味しい料理を味わおう

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カブは、日本を代表する野菜として欠かすことのできない食材です。
カブには、白い身の部分だけではなく、葉の部分にも多くのビタミン、ミネラルが含まれています。
カブの葉は、味噌汁の具にしてみたり、お浸しなどにしてみたりすると美味しく食べることができますよ。
サラダとして、生で食べるのもおすすめです。
また、アミラーゼという消化酵素を含んでおり、内臓の働きを助けて胃もたれ、胸やけにも効果があるといいます。

そのカリカリとした食感や、煮物にしたときのとろりとした柔らかさなど、料理によって表情がコロコロと変わる野菜であると言えるでしょう。

小カブであれば、プランター栽培も簡単にでき、気軽に家庭菜園を始めることが可能です。
ぜひ、自宅で美味しいカブを育ててみませんか。

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