2019年9月12日 更新

スイセン(水仙)の育て方とは?植え替えのポイントさえ理解すれば簡単に増やす事ができる!?

ほのかな甘い香りと色とりどりの美しい花姿で春を告げてくれる水仙。数年間植えっぱなしが可能で、環境が合えばどんどん増えていきガーデニング初心者でも挑戦しやすい植物です。地植えでも鉢植えでも育てることができる上に、単体でも寄せ植えでも楽しむことができるんですよ。

スイセン(水仙)とは?

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花色や花姿が豊富で、古くから春を伝える花といわれて親しまれてきた水仙。
そんな水仙には、花の色や品種ごとに異なる花言葉があります。

・水仙…自己愛・うぬぼれ・自尊心
・白…尊敬・神秘
・黄色…もう一度愛してほしい・私のもとへ帰ってきて
・ラッパ水仙…尊敬

「うむぼれ」や「自尊心」といった花言葉は、水仙の美しい姿やイメージとは少し縁遠いような気もしますが、これは、学名の由来にもなっている「ナルキッソス」という美少年にまつわるギリシャ神話がもとになっているのだそうです。

昔、とある村に住んでいた「ナルキッソス」という名の美少年。彼はその美貌から、多くの女性をとりこにしてきましたが、ナルキッソスの女性に対する態度は冷たく、自分から誰かを愛することはしませんでした。
ある日、エコーという森の妖精が彼に一目ぼれをしましたが、ナルキッソスに酷い言葉で罵られて振られてしまいました。それを見た復讐の女神ネメシスは、ナルキッソスに「人を愛せないものは自分自身でも愛していろ!」という呪いをかけたのだとか…。

自分自身に恋したナルキッソスは恋の苦しみから逃れられず、最後には1本の白い水仙に姿を変えたそうです。

学名:Narcissus
科名:ヒガンバナ科
属名:スイセン属
原産地:スペインやポルトガルを中心とした地中海沿岸、その他北アフリカなど
和名:雪中花(せっちゅうか)

 スイセン(水仙)の特徴

水仙は、ヒガンバナ科の「秋植え球根植物」として扱われており、ラッパのような花弁が特徴でややうつむき加減に咲く花です。
ガーデニング初心者にも育てやすい植物として知られ、植え付けた後は放っておいても毎年花を咲かせ、環境が合えば球根がどんどん増えていきます。
地植え・鉢植えどちらでも対応可能なので、ガーデニング初心者にもおすすめの植物です。

また、水仙の花色もピンク・黄色・オレンジ・白・緑・褐色と種類もたくさんあります。
花期は種類によってさまざまですが、現在2万を超える品種が作られており、特にヨーロッパにおいては水仙との関わりが古いとされています。
紀元前800年には、改良も含め栽培されていたようです。

・ニホンズイセン…日本では水仙といえばこの花という代名詞にもなっています。
 白い花びらに黄色いカップ型の副花冠が特徴的です。

・ラッパズイセン…イベリア半島やフランスに振り分けされています。
 花色は黄色~白で、ラッパのように伸びた副花冠が特徴的です。
 イギリスでは「ダフォディル」と呼ばれています。

 スイセン(水仙)の栽培スケジュール

品種によって異なりますが以下のような栽培スケジュールが基本です。

開花期:12月~4月
堀り上げ期:5月中旬~6月中旬
植え付け期・植え替え期:9月~10月
肥料:追肥2月~4月、元肥8月中旬~10月初旬

スイセン(水仙)に適した環境

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置き場所(日当たり)

水はけの良い土を好む水仙は、日当たりの良い場所で育てていきましょう。
日光を好む植物なので、花が咲く春まではよく日が当たる場所においておきます。
花が咲いたあとの強い日差しは、地温が上がって球根の肥大に悪影響を及ぼすので、木漏れ日の当たる穏やかな場所を探してあげると良いでしょう。

用土

水仙は、水はけの良い土であれば、土を選びません。
粘土質の土壌よりも、砂質土壌を好むので、どうしても水はけが悪い場合はパーライトや軽石で土壌改良をしてみましょう。

スイセン(水仙)の育て方とは?

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水やり

水仙は、水をたくさん必要とする植物です。
鉢植えの場合は、朝から午前中の間に、土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷり水やりをすることが基本です。
夕方以降だと冷え込んで凍ってしまうことがあるので要注意です。

また、水仙は過湿だと球根が腐ってしまうこともあるので、水やりをする場合は水仙の状態をよく見てから行いましょう。
地植えの場合も定植時にたっぷりと水やりを行います。
花が枯れてしまった後も、葉が枯れるまでは水やりを続けましょう。

肥料

植える際に、元肥としてリン酸分の多いゆっくり効く緩効性肥料を用土にすきこんでおきましょう。
十分肥大した球根には、開花できるだけの養分は蓄えられているので過剰に与えすぎると、球根が腐る原因になってしまいます。
肥料を与える時は注意書きをよく読んで用法・容量を守ることを忘れずに。

病害虫

水仙によく見られる病気に、「軟腐病」という地際や球根が腐る病気、葉っぱに本来あるはずのない縦模様が出てくる「モザイク病」などがあります。

特に、ウイルス性のモザイク病にかかりやすく、感染すると生育不良になって枯れてしまいます。
一度かかってしまった株に薬は効かないので、球根を抜いて処分しましょう。
植えていた土も処分し、感染していない新しい場所に植え替えてください。

また、害虫だとアブラムシ被害が多いので、早めに見つけて園芸用殺虫剤で予防しましょう。
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スイセン(水仙)の植え付け方法

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水仙の植え付けに適する時期は10月から11月になります。
植え付けの時期を逃してしまうと、地温が下がって根張りが悪くなってしまうので注意しましょう。
冬の寒さに耐えられるように、球根や苗を購入したらできるだけ早めに植え、根をしっかり張らせるようにすることが大事です。

植え付けに必要なツール(鉢植え)

小粒の赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた用土を用意してください。市販の培養土が利用できます。
鉢の底には、鉢底ネット・ゴロ土や鉢底石を敷いておきましょう。

植え付けの手順とポイント(鉢植え)

1.水はけの良い土を用意します
2.鉢の底にはネット、鉢底石を敷きます
3.6号鉢を目安にすると3~5球の球根を頭が少し出るくらいの浅植えにします
4.球根の間隔は2~3㎝くらいにします
5.球根の上に土をかぶせて完了です

ポイント:水はけのよいことがポイントなので、ウォータスポットを作って水が溜まらないように注意してください。

植え付けの手順とポイント(地植え)

1.事前に土づくりをしておいてよく耕しておきます
2.球根の植え穴は、球根の高さ2.3個分を目安に掘ります
3.球根2.3個分の間隔を開けて、植え穴に球根を並べます
4.土をかぶせて完了

ポイント:球根の間隔も少し広くして、数年間は植えっぱなしにしておきます。
日当たりの良い場所を好むので、影になるような雑草は抜いておきましょう。

スイセン(水仙)の植え替え方法

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鉢植えの植え替えは、葉が枯れた7月から9月頃に行うと良いでしょう。
地植えは、数年は植えっぱなしですが、球根を太らせるために2~4年に1回植え替えをします。

スイセン(水仙)は増やす事ができる!?

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夏に掘り下げた時や植え替え時期に、球根に子球根がいくつもついていたら、分球のチャンスです。
手で割って分けておきましょう。
分球した球根が小さいと、栄養がまだ蓄えられていないことから、花が咲くまで時間がかかりますが根気よく育ててみてくださいね。

花が咲き終わったら

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前述したように、葉が枯れるまでは日当たりの良い場所で水やりを続けましょう。
花がら摘みをおこなう場合は、葉を一緒に切らないように注意してください。
葉が光合成をおこない、その養分を球根に蓄えるので、一緒に切ってしまうと翌年開花しない恐れがあります。

ほのかな甘い香りの水仙に癒されよう

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水仙の甘い香りは、香水の原料にもなることが納得できるほど癒されますよね。
植えっぱなしでも美しく逞しく育ってくれる水仙の栽培に、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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