2019年9月10日 更新

カランコエの育て方とは?挿し木や芽挿しで簡単に増やすことができるって本当!?

肉厚な葉を持ち、小さいながらも色鮮やかな花をたくさん咲かせる多肉植物カランコエ。 お手入が比較的簡単なため、初心者でも気軽に育てることができることからガーデニングでも人気です。 今回はそんなカランコエについて、基本の育て方や増やし方などのコツをご紹介いたします。

カランコエとは?

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カランコエの特徴

カランコエはベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物です。
アフリカ、マダガスカル島を中心とした熱帯に分布しており、非常に種類が多い植物としても知られています。

多肉植物であるカランコエは乾燥に強く、お手入れも簡単なので、園芸ショップなどにもほぼ、年間を通して販売されています。
育成しても15㎝~30㎝程度とあまり大きくならず、鉢植えなどで気軽に栽培できるのも大きな魅力と言えるでしょう。

また、丈夫なために挿し木など、さまざまな方法で増やす事ができる植物です。
種類は非常に多く、赤、ピンク、オレンジ、黄色、白などさまざまな花色を楽しめます。
日本では別名「ベニベンケイ」とも呼ばれる「カランコエ・ブロスフェルディアナ」がたくさん流通しています。
そのほか、白バラのような八重咲きが美しい「カランコエディーバ」、毛の尖った葉が特徴のある「月兎耳」なども代表的な品種です。

いずれの品種にも共通しているのは、日照時間が短くなると花を咲かせる「短日植物」であることでしょう。この性質のため、ヨーロッパではクリスマスの花として長年親しまれてきました。

カランコエの栽培スケジュール

開花期:10月~5月
植え付け&植えかえ期:6月、8月~9月
肥料は生長期に薄めの液肥を月に1~2回ほど与える程度で十分です。
花が終わった秋~冬にかけて切り戻してあげると、翌年もたくさんの花を咲かせます。

カランコエに適した環境

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置き場所(日当たり)

カランコエは春~秋にかけては屋外の日当たりのよい場所で育てます。
強い直射日光を浴びると葉やけを起こしてしまうため、真夏は明るい日陰に置きましょう。
また、高温多湿に弱いので、風通しをよくすることも大事なポイントです。

寒さが厳しい冬は室内で管理しましょう。

用土

カランコエは水はけのよい土を好みます。
土が湿っていると根が腐って枯れることもあるので注意が必要です。
土の配合の仕方が分からない、もしくは不安があるという場合は市販されている多肉植物や観葉植物用の土を選ぶとよいでしょう。

必要な成分がすべて配合済みなので、初心者でも安心して植え付けられますよ。
また、カランコエの育成や開花の状況に合わせて、緩効性化成肥料を加えるのもおすすめです。
効き方がゆっくりで一定期間効果が長続きするため、いろいろなタイミングで活用できます。

カランコエの育て方

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ここからはカランコエの基本の育て方をポイントごとにご紹介いたします。

水やり

カランコエは水を与え過ぎないよう気を付けましょう。多肉植物の仲間であるため、葉の中にたっぷりと水分を蓄えており、水やりの頻度が少なくても大丈夫です。

土がカラカラに乾いた状態になったら、じょうろなどで根元に与えます。鉢皿も水はけが悪くなるので、取り除いて余分な水分が含まれないようにしましょう。

肥料

肥料(追肥)のタイミングは花が咲く秋頃がベストです。ゆっくりと効果が持続する「緩効性肥料」を与えます。花が終わったら、今度はその年いっぱいくらいまで液体肥料を与えましょう。

冬の間は株を休ませるために肥料は控えます。

カランコエにおすすめの緩効性肥料

マグァンプK 大粒 1.3kg

マグァンプK 大粒 1.3kg

いろいろな草花、果樹に効果を発揮する緩効性肥料です。
土に混ぜ込むだけで約2年、効き続けて育成をサポート。
マグネシウムを配合しており、リンサン効果によって根を丈夫にして、花つきをよくします。

病害虫対策

春先など、暖かくなり始めた時期に新芽や蕾にアブラムシがつきやすくなります。アブラムシは葉の裏にくっついて液汁を吸い取り、カランコエの育成に悪影響を及ぼすので注意が必要です。

また、アブラムシの排泄物はすす病という病気の菌をよせつけ、葉や花の黒ずみ、斑点を引き起こす原因にも。アブラムシは発見次第、専用の殺虫剤で駆除しましょう。

カランコエに植え替えは必要?

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カランコエが大きく育つと今の鉢では窮屈になってしまうため、一回り大きな鉢に植え替えする必要があります。
1~2年に1回の頻度で、涼しくなってきた9月頃が植え替えにちょうどよい時期です。

植え替えに必要なツール

植え替えをする前に準備しておくべきツールは以下の通りです。

・一回り大きな鉢、もしくはプランター
・ピンセット
・多肉植物、観葉植物用の培養土
・底鉢ネット、底鉢石か軽石(水はけをよくするために必要)
・割りばし
・園芸用スコップ
・ビニールシート、新聞紙(室内で作業する場合、床を汚さないため)
・ゴム手袋

植え替えの手順

・事前に水やりを控えて、土を乾燥させておく
・ビニールシートか新聞紙を床に敷き、その上で作業する
・新しい鉢の底に鉢底ネット、次に鉢底石か軽石の順で置く
・培養土を鉢の1/3まで入れる
・古い鉢からカランコエを引き抜き、根元の土を手で揉んで落す
・黒ずんだ根があったら、剪定はさみで切って取り除く
・カランコエを鉢の中心に置き、縁から2~3㎝下ぐらいまで土を入れる
・土を根元のすき間まで割りばしでつつきながら馴染ませる
・たっぷりと水を与えて完了

カランコエに剪定は必要?

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カランコエを長く栽培していると茎や葉っぱが茂り、次第に花つきが悪くなってきてしまいます。
きれいな花を長く楽しむためには1~2年に1度、切り戻しを行いましょう。

切り戻しとは草花の伸びすぎた茎などを短く切り、整った状態にすることで新しい芽が出るのを促す作業です。
3~4月、9月頃の開花が終わった後、根元から10㎝程度の長さを残して、剪定はさみで切ってしまいます。

また、花がら摘みも花を美しく咲かせるために大切。
花が終わったら早めに摘み取るようにしましょう。

カランコエの増やし方

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カランコエは「株分け」、「挿し木」、「葉挿し」で簡単に増やすことができます。
それぞれの方法を具体的に見てみましょう。

株分け

・一旦、鉢からカラエンコを取り出し、根元の土を手で払う
・子株を剪定はさみでカットして外す
・切り口に雑菌が入らないように1~2週間程、乾燥させる
・切り口が乾いたら子株を新しい土に植え、10日後に水をたっぷりと与える

挿し木

・カランコエの茎を先端から10㎝前後に切り取る
・水を吸収しやすいように茎の切り口をV字型に切るのがポイント
・葉を先端に2~3枚ほど残し、ほかは全て取り除く
・水を入れたコップに切り取った茎を数時間差し入れ、水分を吸収させる
・新しい鉢に鉢底ネット、鉢底石を置き、挿し木用の土を入れる
・鉢の中央に先ほどの切り取った茎を挿し、たっぷりと水やりすれば完了

土が乾かないよう日陰で管理すると、1ヶ月ほどで根が生えてきます。

葉挿し

葉挿しとは、葉を土の上に置いて増やす方法のことです。
お手入れの際に落ちてしまった葉を利用することもできます。
また、葉の付け根部分が残しておかなければ上手く発芽しないので注意が必要です。

・多肉植物、観葉植物用の培養土を入れた鉢を用意する
・カランコエの葉を1枚、土の上に載せて置く
・うまく行けば、1~3週間ほどで新しい芽が生えてくる
・芽が大きく育ったら一回り大きな鉢に植え替えする

花が咲かないのはなぜ?

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カランコエを育てていて、花が咲かないなんてことがあるかもしれません。
図鑑を見てもよく分からない。そんな場合はどんな原因が考えられるでしょうか。

日当たりが原因

カランコエは短日植物です。
日に当たる時間が12時間以下になると花が咲くので、日照時間が短い秋以降に開花します。
そのため、室内で栽培する場合は短日処理が必要です。

鉢に段ボールなどをかぶせて、夜は蛍光灯の光を遮るようにしましょう。
30日ほど繰り返すことで花が咲くようになりますよ。

カランコエを上手に育てて、お部屋を彩りましょう

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水やりの頻度が少なく、日当たりに気を付けさえすれば育てやすいカランコエは初心者にもおすすめの植物です。
品種も多いので、自分のお好みの花を咲かせてみませんか。
ぜひ、お部屋に彩りを添えましょう。

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