2020年5月19日 更新

ミョウガ(茗荷)の栽培方法とは?初心者におすすめ!プランターでの栽培方法をご紹介

ミョウガ(茗荷)は家庭菜園初心者でも簡単に栽培できることから、人気のある野菜です。気になる栽培場所も、プランターと野菜用培養土を用意すればベランダ菜園でも収穫が可能です。植え付けや肥料の選び方など、ミョウガ栽培初心者にも簡単な育て方をご紹介します。

ミョウガ(茗荷)とは?

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香辛野菜として人気のある「みょうが(茗荷)」とは、いったいどのような野菜なのでしょうか。
さっそくみていきましょう。

ミョウガ(茗荷)の特徴

学名:Zingiber mioga
英名:Myoga
科名 :ショウガ科
属名:ハナミョウガ属
原産国:東アジア

ミョウガは、古くから日本で栽培され続けている、日本生まれの野菜です。
日本の気候や地質が、ミョウガの栽培環境に合っているのでしょう。

ミョウガは、スーパーなどに買いに行くと、2~3個で120円前後というちょっと意外な「高級食材」とも言えます。

通常食べているのは「花蕾」で、新芽を軟化させたものがミョウガタケです。
先端が鮮やかな紅色をしており、ふっくらとしたものほど良質であるとされています。
病害虫の被害が少なく手間もあまりかからないため、家庭菜園でも人気があり、初心者にもおすすめです。

ミョウガには薬効があり、カリウムが多く含まれていて、余分な塩分を外へと排出する働きを持っています。
血流改善やむくみにも効果があり、高血圧の予防にもなります。
また、ミョウガの香りには、アルファピネンという精油物質が含まれており、眠気を覚ましたり、胃を活発に動かしたり、発汗作用や血行促進の効果もあるほど。
他にも、アンチエイジングや眼病予防、風邪予防にもおすすめです。
食物繊維も豊富ですよ。

ミョウガは、日本でのみ食用とされており、中国では生薬として使用されています。

ミョウガ(茗荷)の栽培スケジュール

・植え付け期:3~4月、10~11月
・植え替え期:2月~3月
・収穫期:9~10月(1年目)、7~8月(2年目以降)

・ミョウガの冬越しについて
ミョウガは秋~冬にかけて休眠期に入ります。
冬になると寒さにより葉が枯れてしまいますが、根株や地下茎が生き残っている状態で冬を越す宿根草の野菜です。
この地下茎が伸びている間はずっと栽培していくことが可能です。
秋には落ち葉を乗せておく程度の手間だけでも、翌年になると元気に発芽します。

ミョウガ(茗荷)の栽培に適した環境

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ミョウガは、どのような場所で育てると良いのでしょうか。

置き場所(日当り)

ミョウガは、半日陰を好みます。
北側の木陰などがおすすめです。
直射日光に弱く、土の乾燥を嫌うため、芽が出始めたら株元に敷きワラをすると良いでしょう。
生育適温は、20~25℃。
暑すぎても寒すぎても成長が鈍るため、真夏など温度は特に注意が必要です。

用土

プランター栽培であれば、市販の野菜用培養土で十分です。
保水性がある土壌を好み、通気性も重要です。
腐葉土が含まれていると尚良いでしょう。
乾燥を嫌うので、藁やマルチングをすることをおすすめします。

地植えであれば、たい肥や元肥を入れる2週間前には石灰を入れて耕してから、たい肥と元肥を入れて土になじませましょう。

初心者にもやさしい専用培養土

ゴールデン粒状培養土

ゴールデン粒状培養土

保水・通気・排水性に優れている、野菜用の培養土です。

プランター

ミョウガは地下茎で何度も収穫するため、植える幅は60cm以上、深さは40cm以上のプランターを選びましょう。

通気性のよいプランター

アイリスオーヤマ エアーベジタブルプランター

アイリスオーヤマ エアーベジタブルプランター

通気性が良く、野菜に適した長角プランターです。

ミョウガ(茗荷)の栽培方法

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水やり

ミョウガは乾燥を嫌うので、たっぷりと水をあげるようにしましょう。
敷きワラをしている場合は、ワラの上から水を与えても問題ありません。

肥料

本葉7~8枚の時に1度追肥を行います。
収穫終わりの11月ごろにも、来年の為に追肥しましょう。
また、芽が出る前の3月にも有機肥料を与えます。

バランスよく有機配合された化学肥料

有機化成肥料 8-8-8 10kg

有機化成肥料 8-8-8 10kg

粒状の有機肥料です。
美味しい野菜づくりにおすすめ!

病害虫

ミョウガは特に病害虫の心配がないため、初心者でも育てやすく感じるでしょう。

ミョウガ(茗荷)の詳しい栽培方法

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植え付け

種や苗ではなく、地下茎を植えます。
このとき、カビや病気のない株を選ぶことがポイントです。

長さ15~20cmほどで芽が2~3個付いているものを選び、植え付けていきます。
深さ5cmに株を植え、水をしっかり与えます。芽がでたら10cmほどの覆土を行います。
そして6~7月ごろ、軽く土を耕し、化成肥料を追肥します。

収穫

3月に植え付けを行ったら、8~9月ごろには収穫が可能です。
ただし、植え付けを行った年は収穫時期が安定しておらず、収穫が難しい場合も。
株が安定する、植え付け後の1~2年で収穫できるようになります。

収穫のコツは、花の根元を掴んでねじりながら引っ張ること。
元をナイフでカットし、手で折っても収穫することができますよ。

花蕾の先端が見えてきたら、収穫のサインです。
花が咲いてからだと食感が悪く味が落ちてしまうので、収穫は早めに行うことが大切です。

収穫したミョウガを保存する際には、野菜用保存袋に入れて冷蔵しておくと良いでしょう。
食べきれないほどの大量のミョウガを収穫してしまったときは、野菜用保存袋に入れて冷凍しておけば、いつでも好きなときに食べることができますよ。

剪定

株が込み合っていると、根が絡んで食用にするはずの蕾がうまく顔を出すことができません。そうなれば、収穫量が減少してしまうことに。
そうした状態を防ぐためにも、剪定は必ず必要な作業のひとつとなります。

葉が生い茂って株回りが込み合ってきたら、茎をハサミでカットします。
茎の根元から、7~8cm間隔で間引いていきましょう。

植え替え

ミョウガは、植え付け後数年すると土が固くなってきて、地下茎も込み合ってきます。
そうなると収穫量が減少してしまうため、3~4年ごとに植え替えをして株を更新させましょう。

有機肥料や腐葉土を入れて、よく耕してから根株を植え替えます。
地下茎を丁寧に掘り上げて、15cmぐらいにカットしてからポットに仮植えし、苗を定植させると簡単に増やすことも可能です。

植え替え時には、連作障害を避けるためにも植える場所を変えるとより良いでしょう。

株分け

株分けの手順は、植え付け時と同様です。
2~4月頃に株を掘り起こし、根を10~15cmほどにカット、それぞれ植え付けていきましょう。

3~4年に1回は株分けが必要であることを、覚えておきましょう。

プランターでの栽培方法は?

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・プランターで栽培する時に必要な道具:プランター、土

・プランターで栽培する手順
1. 地下茎を2~4月に購入します
2. 地下茎を植え付けます
3. 水やりをたっぷりと行います
4. 追肥をしましょう
5. 剪定をして、株回りの風通しを良くします
6. いよいよ収穫のときです
7. 翌年に備えて準備を始めます
8. 2年に一度は、植え替えを行います

・プランターでベランダ菜園する時の注意点
深さは40cmほどあるプランターがおすすめです。そこに1株植え付けます。
プランターの半分まで培養土を入れて根株を置き、培養土を15cmほど追加します。
肥料ですが、長く効果があるものは肥料過多となり、
すぐに葉が込み合ってしまいますので、市販の野菜用培養土が良いでしょう。

その他の注意点としては、ミョウガは乾燥を嫌うため、直射日光に当てないように注意すること。水を切らさないようにすることなどが挙げられます。

あまり手間暇をかける必要もなく、病害虫の心配もいらないミョウガの栽培。
初心者でも簡単に育てることが可能であるため、家庭菜園をするにあたって、野菜のなかでも人気があります。

家庭菜園で収穫したミョウガで料理を楽しもう

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ミョウガの栽培方法や育て方についてご紹介してきました。

ミョウガは栽培が簡単で、家庭菜園初心者にも人気の野菜です。
半日陰を好むため、日当たりの悪いベランダのスペースしかない、という方もぜひ挑戦してみてください。
置き場所(日当たり)や水やりさえしっかり行っていれば、植え付けから数年間は手間もなく収穫を楽しむことができますよ。

また、自分で収穫したミョウガは格別。
漬物やそうめん、冷ややっこ、味噌汁に入れるなど、さまざまな料理にミョウガをプラスすることで、定番のメニューも旬な料理に早変わり!

楽しく栽培して、ぜひ美味しいミョウガを味わいましょう。

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