2020年5月17日 更新

ベランダ菜園を楽しもう!初心者の方でも簡単に始められるおすすめの野菜やハーブの育て方とは?

ベランダの小スペースを活用して、野菜やハーブのプランター栽培をしてみませんか?初心者の方には苗から育てる方法がおすすめ。ベランダ栽培に向いている野菜やハーブのほか、ベランダ菜園で重要な培養土選びの方法をご紹介します。水や日当たりに注意して収穫を楽しみましょう。

初心者の方でも成功する家庭菜園のコツとは?

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家庭菜園には、家の庭でおこなう方法や、ベランダでおこなうものなどさまざまなやり方があります。
ベランダ菜園は外へ出ることなく小スペースで手軽におこなえる一方、
日当たりや水やりのタイミングなど、無事に収穫に至るまでにはコツが必要です。
ベランダで家庭菜園をする際は、次のポイントを押さえておきましょう。

置き場所(日当り)

野菜の成長に欠かせないのはやはり日光です。
日当たりのよい環境のほうが、野菜はすくすくと育ちます。
ベランダは手すりや壁などに囲まれているため、充分な日当たりを確保するには限られたスペースを有効活用する工夫が必要です。
また、ベランダがどちらの方角かによっても日の当たる時間が変わってきます。

・方角(南~東向き)
朝から昼過ぎまで、長時間日光が確保できる南~東向きのベランダは、植物にとって理想的な場所といえるでしょう。
その一方で、春~夏の間の直射日光は、植物にとって過酷な環境となることも。
季節ごとのベランダの日当たりを確認しながら、直射日光に長時間当たり過ぎないよう移動させるなどの対応をしましょう。

・方向(西向き)
西日しか日の当たらない西向きのベランダは、南~東向きのベランダと比べると植物の成長には時間がかかるかもしれません。
しかし、野菜を育てることができないということはないので、なるべく日が当たるよう、
プランターの置き場所に高さを出すなど工夫して、できるだけ日が当たるような環境を用意してあげましょう。
一方で、夏の西日は強すぎるため注意が必要です。
南~東向きのベランダ同様、季節に応じて場所を移動させるようにしましょう。

・風
ベランダの方角に限らず注意したいのが「風通り」と「室外機からの風」です。
ベランダは両サイドが壁に囲まれていることがほとんどで風が通りにくいため、
野菜同士が密集しないよう、ある程度の間隔を開けて置き、風通りをよくしましょう。
また、見落としがちなのが室外機からの風です。
エアコンの室外機から出る風は植物を乾燥させてしまうので、室外機の前のスペースは使わないようにしてください。

水やりは朝にたっぷりと

水やりは朝にたっぷりとおこないます。
このとき、プランターの下から水が流れ出るまでしっかりと水を与えましょう。
夏の間は夕方も与えます。冬は土の状態を見て、表面が乾いていたら水を与えるようにしましょう。

なお、朝が水やりのタイミングとして最適なのは、日差しと気温に関係があります。
日差しが強い日中に水を与えると、葉についた水滴がレンズの役割をして日光を集め、
葉を傷める原因となりやすく、冬の場合は夜に水を与えると夜間に土が凍ってしまうことがあります。

初心者の方は苗からがおすすめ

家庭菜園の初心者の方は、野菜によっては種よりも苗から育てる方法が失敗しにくいためおすすめです。

種は比較的値段が安く、場所が確保できればたくさん植えることができますが、
全ての種が発芽できるとは限りません。また、発芽しても病気や害虫による被害を受けてしまうことも。

その点、苗の状態のものは適度に成長しているので、これらの心配も少ないでしょう。
また、購入してからすぐに植えることができたり、実が付きやすい品種が多かったりすることから、初心者の方でも安心して始めやすいといえるでしょう。

ベランダ菜園に必要なグッズとは?

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プランター

ベランダのスペースを確認して、どのくらいの大きさのプランターを置けるのかあらかじめ確認しておきましょう。
野菜がたくさん実をつけても窮屈にならないように、プランターは「少し大きいかな?」と思うぐらいのものを選ぶとちょうど良い場合が多いです。

また、育てる野菜によっても必要な土の深さが変わるので、野菜に合ったプランター選びが大切。
それぞれの育て方の記事で詳しく紹介しているので、チェックしてみてくださいね!

用土

ベランダ菜園を成功させるためには、用土選びも重要です。
それぞれの植物の特性に合った土を選ぶようにしましょう。
野菜用の培養土は、あらかじめ必要なものがブレンドされていて栄養バランスが整っているほか、
通気性や排水性が考慮されているものもあるので、
野菜作りが初めての方は専用の培養土を使うのがおすすめです。

初心者にも扱いやすい有機培養土

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トマトやナス、ホウレンソウなどさまざまな野菜に適した培養土です。
2種類の元肥が配合されているので手間いらず、初心者にも簡単に扱えます。

スコップ

野菜の植え替えなどに重宝するスコップ。ベランダ菜園をするには1つ用意しておくと良いでしょう。

土を一度にたくさんすくえるものや、細かい作業に向いているものなど、スコップの種類もさまざまです。
お気に入りのスコップを見つけられたら、作業がより楽しくなるはず。
プロのガーデナーさんがおすすめするスコップをご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

水やり道具

じょうろやホースリールなどの水やり道具は毎日使うものなので、使いやすい物を選ぶことが重要です。
マンションやアパートの場合は、階下や周りの部屋に影響しないようであれば、蛇口からホースをつないで水やりをする方法もあります。

ベランダに蛇口がない方も、室内の蛇口からホースリールをつなぐ便利な商品が多数ありますよ。

あると便利なグッズとは?

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はさみ

野菜の収穫はもちろん、剪定作業にも欠かせないのがはさみです。
種類がたくさんありすぎて、どれを選んだら良いのかお悩みの方は、プロのガーデナーさんがおすすめするものを参考にしてみましょう。

小さい手の方でも使いやすい小ぶりのものや、長時間使っても疲れにくいものなど、
プロの方が実際使って良いと感じたものがたくさん紹介されているので、ご自身に合ったものを探してみてくださいね。

グローブ

ベランダ菜園をしていると、爪の間に土が入り込むなど手が汚れてしまいます。
また、枝やトゲなどで手を傷つけないためにもグローブはあったほうが良いでしょう。

グローブの種類もたくさんありますが、長年使っても指先に穴が開かないような、指先が補強されているものをおすすめします。
ご自身の手のサイズに合ったグローブを選びましょう。

初心者におすすめの育てやすい野菜とハーブ12選

夏野菜:トマト

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家庭菜園の定番と言っても良いほど人気の夏野菜、トマト。
特にミニトマトは育てやすく、場所を取らないので狭いスペースでも挑戦できます。
小ぶりで真っ赤な実は目にも鮮やかで、家庭菜園に彩を添えてくれるでしょう。

夏野菜のトマトはあたたかい時期によく育ちます。実付きを良くするトマト専用のスプレーなどもあるので、チェックしてみてくださいね。

夏野菜:キュウリ

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トマトと同様に、夏野菜の代表格と言えるキュウリ。
育て方は比較的簡単で、お子さんの自由研究にもおすすめです。

植え付けから収穫の目安は、苗の場合で約1カ月半。
つるをのばして育つ野菜なので、ベランダにネットを張ってつるをつたうように育てれば、グリーンカーテンになります。
夏の日差しをよけるのに涼しげで良いですね。

夏野菜:オクラ

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オクラは暑さに強い野菜で、プランターでも育てることができます。
オクラは南国の野菜なので、10度以下で植えてしまうとうまく育つことができません。
早蒔きは避け、4月~6月下旬に植え付けましょう。暑くなる夏の盛りに実を付けますよ。

苗から育てる場合、よく成長しているものよりも、本葉が3~4枚程度で緑が濃く、葉につやがあるものを選びましょう。
植え付けたら根が定着するまで水をよくやり、増えすぎた葉っぱは本葉を残して間引きましょう。

夏野菜:ナス

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なすはインド原産の野菜で、高温多湿の日本でも栽培しやすいので、家庭菜園を始めたばかりの方も挑戦しやすいでしょう。

4月下旬から5月中旬に植え付けをおこない、6月から10月に収穫するのが基本的なサイクルです。植え付けから約50日後から実が付きはじめ、長期にわたって収穫できるのも特徴です。
なすはいろいろな料理に活用できるので、収穫後の楽しみが増えそうですね。

夏野菜:シソ

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しそは湿った環境を好むため、水やりが重要なポイントとなります。
土が常に湿り気を保てるように、しっかりと水やりをしましょう。

また、しそは室内での水耕栽培でも育てることができます。
室内なら病害虫の心配が少なく、また、水耕栽培なら室内のちょっとしたスペースでも育てることができるため、手軽に家庭菜園を始めてみたい方にもおすすめです。

春・秋植え野菜:ブロッコリー

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栄養満点のブロッコリーは、さまざまな料理で活躍してくれます。
ブロッコリーは、苗から育てる方法が失敗しにくいポイント。
苗を選ぶ際は、茎がしっかりとしていて濃い緑色のものを選ぶようにしましょう。

ブロッコリーには春と夏の2回の種まきがありますが、夏まきが主流となっています。
これは、収穫期を秋~冬にすることで、生育温度の問題や病害虫の影響が少なく済むためです。

ブロッコリーは寒さに耐えてゆっくり成長することで糖度が増すので、夏まきのほうがよりおいしいものが収穫できますよ。

春・秋植え野菜:スナップエンドウ

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スナップエンドウも育てやすく、初心者の方でも安心して始めやすい野菜のひとつです。
種から育てる場合は秋に蒔いて、春に収穫します。

スナップエンドウは寒さに弱いので、苗から育てる場合は、年内に成長し過ぎないようにしながら年を越すのが成功のコツ。本葉がしっかりとしている小さな苗を選ぶと失敗しにくいですよ。

春・秋植え野菜:リーフレタス

リーフレタスの栽培

リーフレタスの栽培

リーフレタスは、サニーレタスなどと同様に結球しないレタスです。
種から育てる場合は約60日後、苗で植え付けると約30日後には収穫できます。

春先になると苗が出回るので、初めは苗から育ててみてはいかがでしょうか。ある程度育ってきたら外葉から収穫していくと、長期間楽しむことができますよ。

ハーブ:ミント

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耐寒性、耐暑性のあるミントは、室内に置いた鉢でも簡単に栽培することができるハーブです。
意外と知られていないのがミントの花。白やピンクなど、小ぶりでかわいい花が咲きます。

スペアミントやペパーミントなど、その種類は実に豊富。
料理に添えたり、ハーブティーにしたりと、あらゆる場面で活躍します。
自宅でミントを収穫できたら、よりフレッシュな状態で香りを楽しむことができますね。

ハーブ:バジル

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バジルといえば、料理の中でもイタリアンにとくに欠かせないハーブです。
家庭菜園初心者の方は、苗から育ててみましょう。

バジルは耐陰性、耐湿性が弱いので、日光がよく当たり、風通しの良い場所が適しています。
この条件が揃えば、室内でも栽培できますよ。
バジルは水耕栽培もできるので、キッチンの空いたスペースで育ててみるのも良いかもしれませんね。

ハーブ:パセリ

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パセリの種まきは、春と秋の年2回です。
苗から育てる場合は、4月~5月の気温が上がる前の時期が適しています。

プランター栽培はもちろん、水耕栽培でも育てることができます。
日にしっかりと当てると色鮮やかで香りのよいパセリが育ちますが、
強すぎる日差しは葉焼けをおこしてしまうことがあるので要注意。
また、湿気に弱いので、梅雨の時期などは室内に移動できるような環境にしておくと良いでしょう。

ハーブ:ローズマリー

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地中海沿岸地方が原産のローズマリーは寒さに強く比較的丈夫なため、
初心者の方でも育てやすいハーブのひとつです。
独特な香りのある花や葉は料理にもよく使われます。

真夏の直射日光を浴びても問題ないほど日当たりのよい場所を好むので、生
育にはできるだけ日当たりに注意してあげましょう。
乾燥に強く湿気に弱いため、梅雨の時期はとくに雨の当たらない場所や室内へ移動させるようにしてくださいね。

ベランダ菜園の注意点

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ベランダ菜園を始める前にまず確認しておいた方がよいことをまとめました。
集合住宅の方は特にチェックしてみてください。

1.マンションにお住まいの方は要確認!

マンションやアパートなど、集合住宅にお住まいの方は、ベランダ菜園を始める前に管理規約をチェックしましょう。

集合住宅のベランダは、基本的にはそこに住む人がある程度自由に使うことができます。
しかし、集合住宅によってはベランダの使い方に制限がある場合も少なくないので、
野菜を育ててもよい環境かあらかじめ確認しておくことが必要です。 

2.避難通路を確認!

集合住宅において、ベランダは住人すべてが使用する共有部分となります。
これは、災害時にはベランダが避難通路の役割をするためです。

植木鉢やプランターが多数置かれていると避難通路をふさいでしまい、避難ハッチを使用できないという事態にもなりかねません。

ベランダ菜園をする際は大量のプランターを設置するのは避け、隣家との間仕切壁からもスペースを取るように注意しましょう。

3.水漏れや水はけを確認!

ベランダ菜園をしていると、落ち葉や土などでベランダの排水を妨げてしまうことがあります。
排水口が詰まってしまうと排水がうまくいかず、水やりの際に階下や隣の部屋に水が流れ込んでしまうことも。

近隣の住人に迷惑の無いよう、ベランダの掃除は定期的におこない、排水口の点検もこまめにおこなうようにしましょう。

ベランダ菜園で野菜を育てる楽しみを身近に

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ベランダ菜園の初心者の方でも、簡単に栽培できる野菜やハーブは意外にたくさんあります。
自宅で栽培することで、収穫の喜びだけでなく、成長過程も楽しむことができますね。

お住まいの家のベランダで家庭菜園が可能な状況なら、育ててみたい野菜の栽培方法を確認して、さっそくベランダ菜園をはじめてみましょう!

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