2019年9月14日 更新

アリッサム(スイートアリッサム)で冬も優美なお庭に!枯らさない育て方をご紹介!

アリッサムは品種数も豊富で、多くの人に愛されるかわいい小さな花です。寄せ集まるように咲くその性質を生かし、鉢植えやグランドカバーにもおすすめです。初心者向きの多年草で、耐寒性にも優れており夏越しも可能です。苗や培養土を知る事で花壇や鉢でも簡単に育てられますよ。

アリッサムってどんな花?

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アリッサムは、小花がたくさん咲き、花束のように寄せ集まる姿がかわいらしい植物です。
本来は多年草ですが、高温多湿苦手であり、日本では一年草として扱われています。
乾燥に強く丈夫で生育が良いこともあり、ガーデニング初心者にもおすすめです。
地面を這うように咲くため、グランドカバー向きとも言われています。

色:白・赤・紫・ピンク・オレンジなど
花言葉:「美しさに優る価値」「優美」

スイートアリッサムとアリッサムの違い

1. 分類と学名
スイートアリッサム:アブラナ科ニワナズナ属・Lobularia maritima
アリッサム:アブラナ科アレチナズナ属・Alyssum/Aurinia/Lobularia

2. 花の色
スイートアリッサム:白・赤・紫・ピンク・オレンジ・赤茶・クリーム色など
アリッサム:黄色

3. 性質
スイートアリッサム:一年草
アリッサム:多年草

一年草は枯れたら花は咲きませんが、管理がしやすく初心者にも育てやすいでしょう。
多年草は繰り返し何度も楽しむことができます。

アリッサムの栽培スケジュール

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種まき期:3月~4月(春植えは冬が寒すぎる寒冷地におすすめ)
9月~10月(秋植えは冬までに株を育てること)

肥料:3月~6月

枯れるタイミング:春植えの場合、耐暑性に弱いため夏の暑さで枯れます。
秋植えの場合、耐寒性に弱いため霜などに当たると、株が傷み枯れたり花が咲かなくなったりします。

アリッサムの品種

ホームセンターや園芸店などで販売されている種のほとんどが混合(ミックス)ですが、
アリッサムには、さまざまな品種があります。
・イースターボネット ディープローズ
鮮やかな赤色がとても華やかです。庭が明るく華やいだ印象に。
・スノークリスタル
アリッサム スノークリスタル【サカタのタネ】(0.05ml)

アリッサム スノークリスタル【サカタのタネ】(0.05ml)

真っ白く、清楚で上品な雰囲気があります。
他の多くの花と相性が良く、寄せ植えなどに使用されることが非常に多いです。
・ラベンダーストリーム
ラベンダー色が美しく、高貴な印象を与えます。
幅広く応用でき、人気があります。
・ラズベリーストリーム
濃いピンクが目を惹く明るい品種です。
特に、春に咲くと美しいですよ。

アリッサムの育て方ポイント

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初めてでも枯らさないアリッサムの育て方をご紹介していきましょう。

用土

1.水はけが良い
2.通気性が良い
3.適度に保水性がある

アリッサムは多湿に弱いので、上記3点が揃った用土が良いでしょう。
弱酸性~中性の用土が適しています。赤玉土小粒6・腐葉土4の割合がおすすめです。
ガーデニング初心者は培養土でもOKです。

地植えの場合、植え付けの2週間程度前から苦土石灰を混ぜるのがポイントです。

日当たり・育成場所

できるだけ日当たりが良いところで育てましょう。風通しの良い場所を好みます。

夏は、木の根元・軒下といった半日陰くらいが適しています。
一日中日陰になるような場所では、株が弱くなり抵抗力が下がってしまい、病害虫にも対抗できずに、夏越しはできない可能性があります。

冬は、あまり寒いと株が傷んでしまいます。
耐寒性が弱く、戸外でも霜の降りない場所が良いでしょう。

これらのことが守られれば、プランターでも地植えでも問題ありません。

種まき・植え付け

種まきの発芽適温は15度~20度。
9月中旬~10月上旬に種まきを行うと、3月に定植できる苗ができます。
春か秋の暖かな日を選びましょう。

育苗箱に種をまき、葉が1、2枚になったらポットに移します。
アリッサムは横に広がる性質があるため、直接地面や鉢にまく場合には、種まきの間隔は20cmほどと広めに取ります。
小さい種なので、覆土は薄めにしましょう。

植え付けは早春にポット苗が流通しはじめるので、20㎝ほど株の間隔を空けて、適度に根をほぐしてから植え付けます。

秋にまいた種は、苗になり花が咲き始めてから植え付けます。

水やり

アリッサムは乾燥を好みます。
水やりのタイミングは、土表面まで乾いてきたら。たっぷりの量の水やりを行います。
注意点としては、多湿を嫌うため、やり過ぎには注意しましょう。

夏であれば、地植えの場合、数日乾いていても問題ありません。
鉢植えの場合、少し掘って土の中も乾いていたら水やりを行います。

冬であれば、地植えの場合、ほとんど水やりは必要ありません。
鉢植えの場合、土が乾き数日経過したのち、水やりを行います。
寒冷地では、室内に取り込むと良いでしょう。

肥料・追肥

・どのような肥料がいいか:植え付け時に緩効性化成肥料を与えます。花が咲いたあとは、液体肥料を薄めたものを追肥として、10日に1回ほど与えると良いでしょう。

・肥料のタイミング:葉が黄色くなったら肥料不足です。また、休眠中である夏・冬には肥料は与えません。

植え替え

アリッサムは、一年草なので植え替えは不要です。
梅雨・夏越しができた場合は切り戻し、1年に1回程度新しい土に植え替えます。

アリッサムは、暑さや湿気に弱いため、夏前に終わってしまうことが多い植物です。
しかし、梅雨がくる前に切り戻しを行って上手に管理すれば、うまく夏越しができる場合がありますよ。
夏越しできると、秋に再び開花します。

アリッサムの増やし方

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種まきをすることで、増やすことができます。
花が終わったあと、種がついたらその種をまきます。
9月~11月に行うと良いでしょう。
地植え、鉢植えともに直接種まきを行い、苗が育ってきたら間引きます。
種はとても小さいため流れてしまわないように、霧吹きなどで水やりを行うことをおすすめします。

挿し木で増やす事ができますが、発根率が低いため、それほど一般的な増やす方法ではありません。

害虫・病気への対処

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菌核病:スイートアリッサムに多く発生する病気です。
カビの一種が要因であり、花は枯れてしまいます。
菌核病にかかってしまった病斑部は直ちに切り戻しましょう。
多湿の場所で発生しやすい病気であるため、こまめに切り戻すなどして、風通しを良くしておくことがポイントです。

アブラムシ:スイートアリッサムにつく虫の代表と言えば、アブラムシです。
春~夏にかけて発生する害虫であり、新芽・つぼみを食べてしまいます。
アブラムシは発見次第直ちに駆除する必要があります。
手・ガムテープなどで取り除き、薬剤を散布することが有効です。
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他のどの花とも相性の良いアリッサムを育ててみましょう

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春には、花壇や庭、ベランダ、鉢植えなどで色あざやかなアリッサムが咲き誇っている姿を多く見かけます。
どんな花とも相性が良いため、寄せ植えとしても人気が高いでしょう。
かわいらしい小さな花を丸く無数に、地面を這うように咲かせるため、ガーデニングを行う
ガーデナーにとっては「憧れ」とも言える、花のじゅうたんをつくり出すことも可能です。

初心者でも育てやすいアリッサム。ベランダ・庭などで気軽に見かけることができ、
癒しを与えてくれる存在になるのではないでしょうか。
あなたの自宅にも、あまい香りを放つアリッサムでお花のじゅうたんをつくってみませんか?

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