唐辛子(トウガラシ)の栽培は、長く収獲が楽しめる!唐辛子の育て方を覚えて、唐辛子レシピに挑戦しよう!

2019年4月1日


辛い食べ物と聞いて真っ先に思い浮かぶトウガラシ。ガーデニング初心者にも育てやすいので、ベランダのプランターや家庭菜園で育てている方も多いのではないでしょうか。生のトウガラシは乾燥させたものと違って瑞々しく、さわやかな辛さや風味が楽しめます。自分で収穫したトウガラシを使った料理に挑戦してみましょう。

トウガラシの由来と育て方について

 

 

トウガラシはナス科の植物です。私達の身近にあるポピュラーな野菜で、さまざま料理に使われています。元々は中南米が原産国でしたが、コロンブスがスペインに持ち帰ったことによりヨーロッパ全土に広がりました。日本には1542年頃、ポルトガル人によってもたらされたと伝えられています。

トウガラシは栽培しやすい野菜

熟すると実が赤くなるトウガラシは江戸時代より観賞用としても親しまれてきました。丈夫で栽培期間が長いため、プランター栽培や家庭菜園に人気です。トウガラシを栽培するポイントは3つ。
「日当たりのよい場所を選ぶ」、「ほかのナス科の植物を植えた土で栽培しない」、「支柱を立てる」です。特にナス科の植物を育てた土を使うと栄養不足で育成が悪くなるかも知れないので、注意しましょう。

トウガラシの意外と知られていない効果

 

 

トウガラシには栄養素が豊富に含まれているのをご存知ですか?ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB2といったビタミン類からカリウム、鉄分などのミネラルまでさまざまです。
また、辛さの成分であるカプサイシンも含まれおり、私達の体に働きかける、多くの効果があると言われています。

疲労回復

トウガラシの辛み成分であるカプサイシンは唾液や胃液の分泌を活発にするよう働きかけると考えられています。食欲がないという時はトウガラシを適量食べるとよいかもしれません。ただし、カプサイシンは刺激が強いので、食べ過ぎには注意が必要です。

ダイエットサポート

カプサイシンがアドレナリン分泌を促し、脂肪分解酵素を活発化させることで、脂肪が燃焼されやすくなるそうです。よく辛い食べ物をダイエット中に取るとよいと聞きますよね。運動前に摂取することで効果を期待できます。

美肌&美髪

トウガラシはビタミンA、ビタミンEが豊富です。これらのビタミンは抗酸化作用を持っているので、肌や皮脂の酸化を防ぐ役割を担います。また、カプサイシンは皮脂分泌を調整する働きがあると言われており、肌や髪の健康の維持を期待できそうです。

冷え性改善

ビタミンEは血管を広げて血液の流れをスムーズにする働きがあります。血流がよくなると冷え性が改善したり、予防できたりする効果も期待できるので、ビタミンEを多く含むトウガラシは冷え症に悩む人にとって効果的な食材といえるでしょう。

生活習慣病の予防

トウガラシにはビタミンB2も含まれます。糖の代謝を促進させ、過酸化脂質を分解する役割を持つとされており、生活習慣病の予防にも役立つと考えられています。

辛さが決め手!生トウガラシのペペロンチーノ

※画像はイメージです。

 

※画像はイメージです。

トウガラシを使った料理の代表と言えばペペロンチーノ。シンプルな料理ですが、生のトウガラシを使うので、フレッシュな辛さが楽しめます。

生トウガラシのペペロンチーノ

<材料2人分>
パスタ    2人分
ニンニク   1片
サラダ油   小さじ2
赤トウガラシ 小さじ1
塩      ひとつまみ

 

<つくり方>
1.フライパンにトウガラシ、半分に切って潰したニンニク、サラダ油を入れ、強火で熱します。
2.フライパンを斜めに傾けながら、トウガラシとニンニクが油に浸るよう炒めてください。
ニンニクから小さな泡が出たらトウガラシを一旦取り出します。
3. たっぷりの塩(分量外)を湯に入れて、パスタをお好みの固さに茹でます。フライパンに茹でたパスタと茹で汁大さじ3を加えます。
4.先ほど取り出したトウガラシをまた戻し、塩で味を調えれば完成です!

丸ごと旨みを味わえる!万願寺唐辛子でつくるだし醤油焼き

万願寺トウガラシを1本丸ごと調理したンプルなレシピ。トウガラシ本来の旨みと辛みが噛みしめた瞬間、お口の中に広がります。お酒を飲まれる方にもおつまみとして喜ばれる一品。

万願寺トウガラシだし醤油焼き

※画像はイメージです。

 

※画像はイメージです。

<材料2人分>
万願寺トウガラシ   2人分
昆布つゆ(濃縮タイプ) 小さじ2
サラダ油       小さじ1

 

<つくり方>
1.万願寺トウガラシを洗い、調理用バサミなどで半分にカットします。
2.ヘタを切り落としたら縦に切り、ザルで洗って種を取り除いてください。
3. 油を熱したフライパンに万願寺トウガラシを入れ、強火で炒めます。
4.万願寺トウガラシに色が付きしんなりしてきたら火を止めて、昆布つゆをふりかけ、余熱で絡めて完成です!

※調理用バサミがなければ包丁で切ってください。

おつまみにもご飯のお供にもよく合う赤唐辛子味噌

※画像はイメージです。

 

※画像はイメージです。

ピリッとした辛さがクセになるおいしさ!料理に使えるほか、おにぎりの具やお酒のおつまみにもおすすめです。たくさんつくって冷蔵庫に常備しておきましょう。

赤唐辛子味噌

<材料10人分>
赤トウガラシ 20本
ニンニク   3片
サラダ油   小さじ2
信州味噌   500g
みりん    大さじ4
ごま油    大さじ1

 

<つくり方>
1.赤トウガラシの種を取ってから細かく刻み、ニンニクも細かいみじん切りにします。
2.ニンニクとごま油をフライパンで炒め、香りが出たら信州味噌、みりんを加えて中火でさらに炒めます。
4.混ぜ合わったら完成です!

体にも美容にもよいトウガラシをおいしく食べよう!

 

 

トウガラシは適量を食べることで体や美容によい効果を期待できます。自分でいろいろアレンジして、オリジナルのレシピを楽しんでみるのもおすすめです。ただし、食べ過ぎには注意。唐辛子の辛みの主成分であるカプサイシンは刺激が強いので、あまりとり過ぎてしまうと胃などの粘膜が傷つてしまうことがあります。
トウガラシは料理や調味料に使うと食欲を増進してくれる効果もあるので、上手に取り入れるのがポイントです。おいしいトウガラシ料理を毎日の食卓に加えましょう。