2019年12月27日 更新

ハボタン(葉牡丹)の育て方は?アブラナ科の植物であるハボタンは品種も豊富!

葉牡丹はアブラナ科の植物です。品種も様々で、花かキャベツのように見える葉が特徴的です。葉牡丹は、丸葉系など、葉の形も様々。今回は増やし方など葉牡丹の栽培方法をご紹介します。日当たりや鉢を置くのに適した場所、そして新芽の処理、肥料や土にも触れていきます。

葉牡丹(ハボタン)とは?

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葉牡丹の特徴

葉牡丹(はぼたん)は、お正月周の頃によく見かける冬の植物の1つ。
美しく色づいた葉が、まるで花のように見えるキャベツの仲間のアブラナ科の植物です。
葉の色も、紫がかったものやクリーム色、ピンクなど幅広く楽しむことができます。

葉牡丹の基本情報

■植えつき期
種まきに最も適した季節は7月から8月の夏の季節。
温度が高すぎる場合、発芽しにくくなってしまうので鉢は日陰に置くようにしましょう。
発芽までの期間は約2日間。
発芽したら、日当たりの良い場所に移動させますが、芽が伸びすぎてしまわないように注意しましょう。

■開花期
葉牡丹の見ごろは11月~3月頃までと、冬の間中長く楽しむことができます。

葉牡丹の種類

葉牡丹には複数の品種があり、葉の形によって主に3つの分類があります。
この分類について、簡単にご紹介します。

■ちりめん系
まるでフリルのように波打った形状をしているちりめん系の葉牡丹の葉は、明治以降に名古屋で開発されたのだとか。
根の成長が弱い傾向にあるため、花壇での栽培には適していません。
そのため、鉢植えでの栽培に適しています。

■さんご系
さんご系の葉牡丹は、葉が細く枝分かれしているのが特徴です。
ロシアの切れ葉ケールと丸葉系を交配させることで生まれた品種といわれています。
細く深い切れ込みが複数入った葉の形状は美しく、観賞価値が高く評価されています。

■丸葉系
丸葉系は「東京丸葉系」と「大阪丸葉系」の2種類があります。
「東京丸葉系」は葉が丸く、キャベツによく似た形状をしており、
江戸時代から栽培されており歴史が長い品種でもあります。
耐寒性にも耐暑性にも優れた栽培しやすい品種の葉牡丹です。

これに対して「大阪丸葉系」は東京丸葉系とちりめん系の雑種の品種で、
葉の淵の部分が波打っているのが特徴です。
大阪丸葉系は戦後から育成が始まったのだとか。
こちらも育てやすく、葉の発色も良いため初心者にもおすすめの品種です。

葉牡丹(ハボタン)に適した環境

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置き場所(日当たり)

芽が出るまでは、鉢は半日陰に置きますが、芽が出た後は風通しの日向に置きます。
ただし、苗の時期は強い日差しを避け、半分日陰になるような場所を選びましょう。

用土

葉牡丹が好むのは、水はけがよく肥沃な用土です。
ホームセンターに売っている培養土でも十分に良く育つため、
初心者の方はこれを使うとよいでしょう。
配合をする場合は、赤玉土:腐葉土=6:4の割合がおすすめです。
この場合、リン酸が不足することが多いため、基肥にリン酸を含んでいる化成肥料を加えるようにしましょう。

葉牡丹(ハボタン)の育て方

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水やり

鉢植えした葉牡丹は、用土が渇いたタイミングで水をたっぷりと与えるようにしましょう。
この時、葉にかけるのではなく株元に与えるようにします。

肥料

葉牡丹は、栄養が不足すると色づきが悪くなってしまいます。
肥料は窒素、リン酸、カリウムが配合された緩効性の化学肥料を土に混ぜておくとよいでしょう。
ここで注意が必要なのは、葉に色がつき始める9月下旬~10月からは追加で肥料を与えないようにすること。
この時期に追肥をしてしまうと、葉牡丹にきれいに色がつかなくなってしまう恐れがあります。

病害

葉牡丹につきやすい病害虫は、アオムシやヨトウガ、アブラムシなどです。
葉を食べられたり、吸汁されると葉牡丹が弱ってしまうため、
アオムシを見つけたらすぐに駆除したり、
根元に粒剤を撒いてアブラムシがつくのを防ぐなどの対策をとるようにしましょう。

葉牡丹(ハボタン)の詳しい育て方

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種まき

葉牡丹の種をまくときは、5cmほどの間隔をあけるようにしましょう。
土をかぶせるのは3mmほどでOKです。

植え付け

芽が出たら、葉が触れ合わないように適宜間引きをします。
本葉が2~4枚になったらポットに鉢上げをしましょう。
鉢上げ後約1か月でポットに根が回るので、プランターに定植させます。
定植後1週間前後で、肥料を株元に与えるようにしましょう。

剪定

黄ばんでしまった葉は、2週間に1度を目安に剪定するようにしましょう。
こうすることで、葉の数が多く、締まった株になります。

葉牡丹(ハボタン)の寄せ植えの方法は?

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寄せ植えをする時期

寄せ植えの時期は、葉牡丹の色と形がしっかりと出てからがおすすめです。
11月など早い時期に寄せ植えをしてしまうと、ほかの花とのバランスが取りづらくなる可能性も。

寄せ植えのポイントと、一緒に植えると良い植物

寄せ植えのポイントは、大きめのプランターに上下左右のバランスを考えて植えることです。
葉牡丹は草丈が低いため、草丈の高いビオラなどの植物と組み合わせるとよいでしょう。
草丈の高いものを後ろ、草丈の低い葉牡丹は手前に持ってくると美しく仕上がります。

白や赤いシクラメンと組み合わせたり、門松と寄せ植えをすると、お正月らしくなりおすすめです。

葉牡丹(ハボタン)の増やし方

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葉牡丹を増やしたいなら、さし芽がおすすめです。
さし芽に適した季節は4月。開花後にできた新芽を切り取り、
水はけのよい保水性に優れた用土に差し込みましょう。
鉢を置く場所は、風通しの良い明るい日陰が適しています。
この後、水をたっぷりと与えて発根を待ちましょう。

葉牡丹(ハボタン)で寒い時期でも華やかに

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花の少ない冬の季節、葉牡丹があればガーデニングも華やかになりますよ。
耐寒性や耐暑性にもすぐれており、コツさえつかめば栽培も簡単です。
葉牡丹栽培にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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