2018年12月5日 更新

クレマチス(冬咲き)の育て方は?剪定・挿し木・植え替え・土・肥料・病気対策等、クレマチスの育て方

クリスマスローズと並んで冬の人気植物のひとつ「クレマチス(冬咲き)」。クレマチスはさまざまな品種があり、寒さに強い冬咲きの品種を選べば冬でもたくさんの花が咲き、さみしい冬の庭を華やかに彩ってくれます。フェンスやトレリスにツルを絡ませて開花させれば、見ごたえ十分で、それだけで庭のメインコーナーになりますよ。鉢やコンテナに寄せ植えして楽しむのも手軽でおススメです。

159 view

クレマチス(冬咲き)とは?

 (15768)

クレマチスは世界中に300種類もの原種が存在する多年草・ツル性の庭木で、豊富な花色や花形が揃います。花の開花期もさまざまで、四季咲き、春咲き、夏~秋咲き、冬咲きがあります。どれもきちんと育てれば次第に大きくなり、毎年、花を楽しむことができますよ。今回は、寒い冬でも安心して栽培できる冬咲きのクレマチスを紹介します。

冬咲きのクレマチスには「常緑性(アンスンエンシス系)」と「落葉性(シルホサ系)」それぞれの品種があります。冬咲きタイプを代表する常緑性のクレマチスは、夏に伸びたツルの節々に、花びらの先端がクルンと丸まった花を咲かせるのが特徴。なかでも、半釣鐘状のかわいらしい白花を鈴なりに咲かせる「ユンナンエンシス」が一番人気。釣鐘状の白花を房のようにつける「ホワイトエンジェル」も人気です。

一方、落葉性のクレマチスは、夏は休眠して秋から育ち始め、冬の始めにパラシュート形をしたアイボリーの花を咲かせるのが特徴。10月~5月までパラパラと長く咲き続ける「シルホサ」や、12月~1月頃にグリーンがかった乳白色の花が美しく咲く「ナパウレンシス」が人気です。

クレマチスの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

開花期:10月中旬~5月中旬(シルホサ系)、12月~2月中旬(アンスンエンシス系)
植えつけ期:10月中旬~3月
剪定:2月~3月(シルホサ系)、6月(アンスンエンシス系)
※関東地方以西基準

置き場所

クレマチス(冬咲き)は日が当たり、風通しの良い場所を好みます。

水やり

鉢植えの場合、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷり与えます。地植えは根づいていれば、特に水やりの必要はありません。葉がぐったりしているようであれば水をたっぷり与えてあげてください。

栽培のポイント

クレマチス(冬咲き)は、水はけ、水もち、保肥力の高い土に苗を植えつけます。植えつけは休眠期と真夏以外であれば、いつでも構いません。クレマチスは移植を嫌うので、植え場所を良く考えてから植えつけてくださいね。葉がついている生育期間は、定期的に肥料を与えて株を充実させることが大切です。植えつけ時には元肥を施し、その後、固形肥料は1~2ヵ月に1回、液肥は月2~3回を目安に施しましょう(真夏は除く)。

花後の剪定は、花首を切る程度の弱剪定にします。常緑性のクレマチスは、伸びすぎたツルを6月下旬までに全体の1/2程度に切り戻しましょう。落葉性のクレマチスは、2月~3月に1/2程度に切り戻してくださいね。そうすると、その後に伸びたツルに花がつきますよ。また、クレマチスは挿し木でも殖やせます。新しい土に今年伸びたツルを切って下葉を取り、2節ほど挿します。すると、約2か月で根が出てきますよ。挿し木をするには、常緑性は4月~7月頃、落葉性は1月~2月頃が適期です。

主な病害虫

害虫:アオムシ、ナメクジ、アブラムシ、コガネムシ、ヨトウムシ、ハダニなど
病気:立枯病、白絹病、うどんこ病、葉枯病、さび病など

クレマチス(冬咲き)栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

誰でも手軽に栽培できる

クレマチスの土5リットル入り

クレマチスの土5リットル入り

排水性が高く、根腐れを防止するクレマチス専用の培養土。花つきをよくするリン酸成分に加え、ケイ酸肥料もプラスされ、しっかりとしたつるが育つ肥料入り。そのまま植えるだけでOKです。

たくさんの花を咲かせるために

プロトリーフ クレマチスの肥料(700g)

プロトリーフ クレマチスの肥料(700g)

花や根の生長を促進し、花色よく育てるための肥料です。すぐに効果のでる成分とゆっくり効果が持続する成分がバランスよく配合されています。

殺虫殺菌が同時にできる

住友化学園芸 ベニカワイドケアスプレー 420ml

住友化学園芸 ベニカワイドケアスプレー 420ml

アブラムシやうどんこ病に、さっとスプレーすればOK。初めてでも簡単にケアできます。草花や観葉、野菜や花木にも使用でき便利。

クレマチスは世界中に300種類もの原種が存在します!

 (15815)

クレマチスの花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」など。「精神の美」は一見、クレマチスが弱々しく見えても大輪の花を咲かせる、そんな内に秘めたパワーを表わしているようです。また、「旅人の喜び」は、その昔クレマチスの強靭なツルを紐や縄として使っていたことがあり、縄や紐を使う旅人が宿泊する宿にクレマチスを植える習慣があったことから由来しているのだとか。クレマチスはとてもたくさん花があるのに、共通した花言葉があるなんて意外ですね。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

ひまわり(向日葵)の育て方は?種まき・植え付け時期や水やり、肥料・用土などヒマワリの栽培方法

ひまわり(向日葵)の育て方は?種まき・植え付け時期や水やり、肥料・用土などヒマワリの栽培方法

夏の訪れとともに太陽のような花を咲かせるひまわりは、北アメリカ原産で60種類以上の野生種があるといわれています。一般的な黄色の花色のもののほかにオレンジやレモン、なかにはチョコレート色のものもあります。花の大きさも小輪のものから大輪のものまで。一重咲き、八重咲きもありさまざまな品種が揃います。草丈も30㎝のものから3mを超えるものまであり、育てる場所に合わせて選べます。
2,345 view
さくらんぼの木の育て方は?開花・剪定・収穫の時期・おすすめの肥料など、さくらんぼの栽培方法をご紹介

さくらんぼの木の育て方は?開花・剪定・収穫の時期・おすすめの肥料など、さくらんぼの栽培方法をご紹介

サクランボの旬の時期は、梅雨~初夏。サクランボは追熟しないので、一番おいしいタイミングで収穫される果物ですよ。小さい粒より大きい粒の方がおいしいといわれています。自宅で大粒の果実を収穫して、贅沢に味わってみませんか?
29 view
桃の栽培方法は?剪定・収穫時期・病気害虫対策・肥料・土壌など、桃の育て方をご紹介

桃の栽培方法は?剪定・収穫時期・病気害虫対策・肥料・土壌など、桃の育て方をご紹介

生長が早く、鉢植えでも育てられるモモ。病害虫が多いので、注意が必要です。植えつけた後、1年あれば実をつけ始めるのが魅力。多くの品種がありますが、家庭で栽培するなら6月頃から収穫が楽しめる早生品種 「ちよまる」や「ひめこまつ」などの品種が初心者向きでおススメです。4月上旬に開花したあと6月から実をつけ始めます。モモは1本だけでも結実してくれる自家結実性。自宅で栽培すれば、旬の時期には完熟したモモが存分に堪能できます。
29 view
ラズベリーの育て方を覚えて、ラズベリーレシピに挑戦しよう!新鮮なラズベリーをジュースやジャムに!

ラズベリーの育て方を覚えて、ラズベリーレシピに挑戦しよう!新鮮なラズベリーをジュースやジャムに!

赤く可愛らしい果実のラズベリー。口に含むと広がる甘酸っぱい香りが人気です。洋菓子やジャムなどに使われているほか、ヨーロッパの方では肉料理のソースとしても広く用いられています。日本でもお洒落なレストランで見かけますね。爽やかなラズベリーの魅力をご紹介します。
57 view
ブルーデージーの育て方は?冬越しが心配なら鉢植えで!寄せ植えでも楽しめるブルーデージーの花とは?

ブルーデージーの育て方は?冬越しが心配なら鉢植えで!寄せ植えでも楽しめるブルーデージーの花とは?

紫がかったブルーと黄色のコントラストが美しく愛らしい花を長く咲かせるブルーデージー。多年草で環境があえば毎年開花し大きく育ちますが、日本の高温多湿の真夏が苦手な植物なので鉢植えにし、夏の間は半日陰の風通しのよい場所で管理すると失敗なく育てられます。耐寒温度は5度前後。暖地なら庭植えのままでも冬越しできますが、寒い地域では鉢にして室内で管理したほうが安心です。花壇はもちろん寄せ植えにプラスするのもおススメ。斑入り葉の品種も人気があります。
40 view

この記事のキーワード