2019年9月20日 更新

冬のお庭も華やかに?初心者でも簡単!球根から育てる丈夫なスノードロップの育て方をご紹介!

スノードロップは雪の残る春先の季節に開花する球根植物。白色の花はかわいらしく魅力的、そして耐寒性に優れ育てやすいためガーデニングの初心者にもピッタリの花です。ここでは育て方のポイントを、花言葉など基本情報から休眠期の世話の仕方まで一挙ご紹介します。

スノードロップってどんな花?

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春の到来を知らせる花として有名なスノードロップはヒガンバナ科ガランサス属の球根植物で、
原産地は東ヨーロッパ。和名は「待雪草(マツユキソウ)」と呼ばれています。
スノードロップは球根に強い毒性を示すアルカロイドが含まれているため、
小さなお子様やペットがいる家庭では置き場所などに十分注意をしましょう。

「スノードロップ」と呼ばれる由来は、透き通るような花の白さ。
その美しい純白から「雪のしずく」の名前が付けられたとされています。
また、17世紀のヨーロッパで流行した耳飾りに由来があるとも言われています。
さらに、花の形からウサギの耳と例えることもあるのだとか。

名前の「スノー(雪)」から連想されるように耐寒性のある植物で、その分夏の暑さに
弱い傾向にあります。花は白色に緑の斑点があるのが特徴で、雪が溶け切らない2~3月に花を咲かせます。

花言葉は「希望」「慰め」。
中には「恋人の死体の傷の部分にスノードロップを添えたら雪のかけらになった」という
イギリスの古い逸話から「死」という花言葉も。
白色の花に様々な言葉が込められているスノードロップ、とてもロマンチックですね。

スノードロップの栽培スケジュール

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スノードロップは球根の状態で売られているのが一般的です。
苗が出回るのは1~2月の限られた時期。
スノードロップは一度植えるとお手入れはほぼ必要がなく簡単です。
ぜひ球根からの栽培に挑戦してみましょう。

球根を選ぶ際は表面に傷のないずっしりと重みを感じるものを選びます。
植え付けに適しているのは暑さが和らいできた8月下旬~10月中旬が目安です。

開花するのは2月~3月の間。花が次々を咲き始めたら、枯れた花は放置せず根元から切り落とします。
タネができるまで放置してしまうと、栄養が取られ球根が弱ってしまうためです。
さらに、花が腐ることで病気になってしまうこともあります。
こまめにチェックして適宜切り取りましょう。

スノードロップが休眠に入るのは8月下旬~9月上旬ころ。
休眠期に入ったなら、球根を掘り下げ親球についている子球を分けてしまいます。
スノードロップは乾燥に弱いため、そのまま保管せずすぐに用土に植え付けてしまいましょう。

スノードロップの品種

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ガランサス・ニヴァリス

日本国内ではほぼ栽培されていませんが、一般的に「スノードロップ」と呼ばれているのはこちらのニヴァリスという種類になります。
歴史は長く、明治の初期には日本に入ってきていたといわれています。
ニヴァリス種には八重咲のフロレ・プレノという種類もあります。

ガランサス・エウェルシー

日本でなじみのある「スノードロップ」はこちらのエウェルシー種。
日本国内で栽培・販売されているのもこちらの種類です。
大待雪草(オオマツユキソウ)と呼ばれ、英名はジャイアント・スノードロップ。
ニヴァリス種と比べると球根が大きめで、休眠期の乾燥にも強いという特徴があります。

スノードロップの栽培ポイント

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用土

スノードロップは肥料をあまり必要としない植物です。
このため、水はけのよい土に緩効性の化成肥料を元肥として混ぜればあとは花が終わるまで追肥の必要はありません。

肥料の量も規定量の1/2の量が適したブレンド。
肥料を与えすぎると根が傷むことにつながるため、与えすぎないようにしましょう。
花が8割ほど枯れてきたなら、カリが多く含まれる液体肥料を1000倍に薄めたものを2週間に1度加えるか、緩効性の化成肥料を少量混ぜ込みます。
こうすることで、次の花を咲かせるためのエネルギーを蓄えさせることができます。
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日当たり・育成場所

スノードロップは生育段階ごとに適した場所が異なります。
植え付け~発芽までの期間は半日陰で涼しい場所が最適。
発芽から花後は日当たりの良い場所に映します。
そして休眠に入ったなら日陰で風通しのよい涼しい場所が適しています。

植え付け

鉢植えの場合は鉢に鉢底ネットを敷き、鉢の1/4程度を目安に鉢底石を敷き詰めます。
その上から腐葉土を鉢の半分程度まで入れ、球根を入れます。
その上から土を1~2㎝かぶせた後、鉢の底から水が染み出るまでたっぷりと水やりをします。

地植えをする場合は球根の高さくらいの穴を掘り、そこに球根を入れます。
そこに土を1~2㎝かぶせてたっぷりと水やりをしましょう。

水やり

スノードロップの水やりのタイミングは土の表面が乾いた時。
土が乾いていることを確認したならたっぷりの量の水をあげましょう。
花後からは水の量を減らしていき、休眠する夏は土を乾かさない程度に水やりを行います。

肥料

スノードロップは特に肥料を施す必要はありません。
肥料のタイミングは、植え付けをする際に緩効性肥料を正規の量の半分ほど加えるだけで十分です。
球根がゆっくりと栄養を取ることができるやり方にしておきましょう。

花がほぼ終わりを迎え、休眠期に入る前にはカリウムが含まれる種類の肥料を2週間に1度加え、
次に花を咲かせるための体力をつけてあげましょう。
肥料を施しすぎるとかえって根を痛める原因になるので、与えすぎには注意しましょう。
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植え替え

スノードロップの植え替えの時期は3年に1回が目安です。
スノードロップは乾燥に弱いため植え替えをしなければならない頻度はそこまで高くありません。
植え替えの手順も、植え付けをした時と同じ。
球根を傷つけないように取り出したなら、親球と子球に分けそれぞれ植え付けを行います。
乾燥させないように、土をかぶせた後はすぐにたっぷりの水を与えましょう。
分球の適期は、スノードロップが休眠期に入る8月下旬~9月上旬。
分球後放置すると球根が乾燥してしまうため、
植え替えをするときはあらかじめ鉢に用土を用意しておき、すぐに用土に植え付けるようにしましょう。

夏越し

花が散ったら夏越しのタイミング。
場所の移動は、日陰の涼しいところへ移動させ夏越しに備えます。
スノードロップの球根は乾燥を嫌うため、休眠期も土が完全に乾ききらないように注意を払わなければなりません。
スノードロップは手間のかからない植物ですが、休眠期の水やりで失敗してしまう方が多くなっています。
水やりの量には注意を払いましょう。

スノードロップの増やし方

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分球


球根を掘り起こすと子球が1つ~2つついているので、親球から外します。
乾燥が苦手なのですぐに用土に植え替えましょう。子球の大きさの目安は1㎝程度です。

害虫・病気への対処

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スノードロップは病気にかかりにくい植物です。
しかし、一般的な植物と同様灰色カビ病には注意しましょう。
低温で湿度が高くなる環境では注意が必要。
咲き終わった花や枯れた葉をまめに取り除き予防しましょう。

スノードロップとともに春を迎える

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スノードロップは手間もかからず、ガーデニング初心者にもおすすめの植物です。
白い可憐な花にきっと夢中になるはず!積もった雪から顔を出し、春を告げるスノードロップ。
あなたのお庭でも育ててみませんか?

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