2018年12月12日 更新

さくらんぼの木の育て方は?開花・剪定・収穫の時期・おすすめの肥料など、さくらんぼの栽培方法をご紹介

サクランボの旬の時期は、梅雨~初夏。サクランボは追熟しないので、一番おいしいタイミングで収穫される果物ですよ。小さい粒より大きい粒の方がおいしいといわれています。自宅で大粒の果実を収穫して、贅沢に味わってみませんか?

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サクランボとは?

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サクランボはバラ科サクラ属の落葉果樹で、桜桃(オウトウ)とも呼ばれます。サクラやスモモ、ウメと同じ系統の果物なんですよ。一般的にサクランボといえば、甘果オウトウ(甘味が強く、生食できるサクランボ)を指し、「佐藤錦」、「紅秀峰」を始めとしたブランド品種が人気です。

一方、酸果オウトウ(生食できない酸っぱいサクランボ)は、ジャムやお菓子の原料、ジュースなどの加工品に利用されるため、家庭菜園の園芸種としてはあまり向いていません。また、中国オウトウ(和名:ミザクラ、園芸店では暖地桜桃の名で流通)は開花が早く、果実は小ぶりですが栽培がカンタンで1本でもよく結実するため、家庭菜園に向いています。

サクランボの仲間であるユスラウメも栽培はとてもカンタン!ユスラウメには赤い実と白い実があり、花も実も愛らしくておススメですよ。

サクランボの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

開花期:4月中旬
収穫期:5月中旬~6月中旬
植えつけ期:12月~3月
剪定:7月下旬~8月、12月~2月
※関東地方以西基準

置き場所

サクランボは日光が大好き。日当たりのよい場所を選んで植えてください。

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水をたっぷりと。地植えの場合よほど乾かない限り、水やりは不要です。

栽培のポイント

サクランボの多くは1本では受粉できない自家不結実性で、異品種を混植して受粉させる必要があります。異なる品種を2本以上、近くに植えてあげてくださいね。相性の良い品種は「佐藤錦」+「ナポレオン」、「高砂」+「ナポレオン」、「紅秀峰」+「佐藤錦」などが有名。植える場所がない人や植えつけが面倒な人は、1本でもよく実がつく「暖地桜桃」、「紅きらり」、「さおり」を選ぶといいでしょう。

サクランボの育て方は、苗木を植えつけることから始まります。鉢植え、地植えともに、植えつけの適期は12月~3月。鉢植えの場合、苗木より2回りほど大きく深い鉢に植えつけます。地植えの場合は日当たりのよい場所に直径80㎝、深さ60~80㎝の穴を掘り、苗木を植えつけます。植えつけの際50~70㎝の高さに切り戻すと、きれいな樹形に仕立てることができますよ。ただし、サクランボは病害虫に弱いため、剪定は控えめに。伸びすぎたり、混み合ったりしている不要な枝をカットする程度にとどめ、剪定後は切り口に癒合剤を塗っておくと安心です。

鉢植えは2月と5月に、地植えは2月と10月に化成肥料を施しましょう。リン酸の多い肥料を使うと実つきがよくなりますよ。ただし、実がつき過ぎると株が体力を消耗して弱り、粒が大きくなりません。開花後20日ほど経ち、実がふくらんできたら摘果を行いましょう。余分な果実を摘み取り、1か所2~3個に制限すると果実に栄養が行き渡り、大きくおいしい果実を収穫できますよ。サクランボは花が満開になってから15~20日で実ができ始め、40~50日で色づき始めます。実全体が真っ赤になったら収穫のサイン。一粒ずつ手やハサミで摘み取りましょう。鉢植えの場合、そのままだと根詰まりを起こしやすいので2~3年に一度は植え替えを行い、風通しをよくしてあげてください。

主な病害虫

害虫:シンクイムシ、アブラムシ類、コスカシバ、カイガラムシ類
病気:灰星病、褐斑病、胴枯れ性の病気

サクランボ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

根の張りを促す専用土

プロトリーフ 果樹・花木の土/12L

プロトリーフ 果樹・花木の土/12L

植えつけ後、苗木の根がしっかりと張り、丈夫に育つよう考えて作られた果樹専用の土。ゆっくり長く効く有機質由来の元肥(腐葉土、バーク堆肥、もみ殻堆肥など)を配合しています。

リン酸成分多めの肥料で花つき良く

花ごころ 果樹・花木の肥料 1.8kg

花ごころ 果樹・花木の肥料 1.8kg

油粕や米ぬかなどを発酵処理した有機肥料。花つきを良くするためのリン酸成分を多く含み、元肥にも追肥にも使用できます。

サクランボの害虫対策なら

住友化学園芸 スミチオン乳剤 100ml

住友化学園芸 スミチオン乳剤 100ml

野菜や草花など広範囲の害虫に効果のある、使いやすく、代表的な園芸用殺虫剤です。水で500~2000倍に薄めて散布するタイプなので、希釈倍数、散布時期など説明書をよく読んで安全に使いましょう。

自宅で大粒の果実を収穫して、贅沢に味わってみませんか?

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サクランボは手をかければかけるほどうまく育つので、お世話好きな人にはぴったり。最近は、希少品種として黒紫色で佐藤錦よりも大粒なサクランボ「サミット」が話題に。慣れてきたら、こんなレアな品種の栽培にもチャレンジしてみてはいかが?

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