三つ葉(ミツバ)の栽培方法は?プランターや室内での水耕栽培で出来る三つ葉の育て方をご紹介

2019年9月26日


葉がみっつに分かれることから三つ葉と呼ばれ、日本ではやや湿り気のある明るい日陰などで自生しているのが見られる野草のひとつです。ミツバ独特の香りや風味、歯ざわりなどが長く親しまれてきました。香り野菜としてプランターなどに植え、自宅で少し栽培しておくと、便利でおすすめ。明るい日陰で管理すれば旺盛に生育するので肥料を切らさないよう注意するのがコツ。水耕栽培することもできるので家庭の窓辺などで栽培しても楽しいですね。

三つ葉(ミツバ)とは?

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セリ科で日本をはじめ、中国や朝鮮半島など東アジアに広く自生する植物です。関東では軸の白いものがスーパーで売られていますが、これは土をかぶせたり、室やビニールハウスで光を調整されたりして栽培されたもの。家庭菜園では軸が緑のまま利用できる品種を選んで栽培しましょう。生命力旺盛で、水切れしないよう乾燥に注意して育てましょう。たくさん収穫したい時はタネから栽培するのがおすすめ。鉢植えやプランターでも元気に育ちます。

ミツバの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

タネまき期:4月~6月、9月
植えつけ期:4月~6月、10月
収穫期:5月~8月、11月
※関東地方以西基準

置き場所

明るい日陰で管理します。日なたで育てると葉茎が硬くなります。反面、日光不足になると香りが少なくなってしまいます。

水やり

やや湿り気のある土を好み乾燥が苦手。表面が乾いたらたっぷり水やりします。夏は水切れしないように注意。

栽培のポイント

水はけが良ければ特別な土壌は必要ありません。地植えする場合は苗を植えつける前に苦土石灰や緩効性の化成肥料や堆肥などの元肥として混ぜ込んでおきます。プランターや鉢植えなどで栽培する場合は市販の野菜用培養土を利用するのが手軽です。

タネをまいて育てる場合は、発芽適温18度前後を目安にタネまきします。ミツバのタネは好光性で、発芽に光が必要なので、タネを筋まきにした後、ごく薄く土をかぶせ、明るい日陰で乾燥しないように注意して発芽を待ちます。一般的にミツバのタネの発芽率はあまりよくないので、多めにまくのが安心です。発芽後、二葉が開いたら間引き、本葉3~4枚になったら庭の菜園やプランターなどに植え付けます。植えつけの際は、ミツバの根を傷つけないように注意するのがコツ。根についた土はそのままそっと植えつけましょう。気温が上がるとともに旺盛に生育するので、緩効性の化成肥料等を与えるのも忘れず行うことが長く収穫するに。

草丈20㎝ほどに育ったら株元を4㎝ほど残し切りとって収穫します。株元を残しておけば、新しい茎が伸び、再び収穫できます。花が咲くと生育が鈍り、葉茎も固くなってしまうので、タネを採るとき以外、花は咲く前に摘み取りましょう。そのまま放置しておくと結実し、庭植えの場合、こぼれダネで増えることも。夏の強光線で傷むので、涼しい日陰がおすすめ。気温が下がると生長が止まり、霜で茎葉がなくなることもありますが、春になるとまた芽吹きます。

主な病害虫

害虫:アブラムシ

ミツバ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

ミツバ栽培で使いたいそのまま使える

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野菜やいろいろな植物にそのまま使えます。地力を高めるココナッツファイバーなどの土壌改良素材を配合。 効き目が穏やかで肥効期間が長いIB肥料と海藻成分のミネラルとカルシウムの効果で、根張りをよくします。

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ハイポネックス ネクスコート 野菜・くだもの用 500g

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ミツバ栽培のコツは明るい日陰で乾燥しないように注意

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和え物や汁物、スープなどの香りづけ、彩りに大活躍するミツバ。ひと鉢、栽培してみると意外に簡単に育てられ、ビックリするほど。栽培のコツは明るい日陰で乾燥しないように注意し、生育期間中は定期的な追肥を忘れないこと。自宅でミツバに合う環境を見つければ、長く楽しめること間違いナシ。またスーパーで購入したミツバに根がついていれば、茎を5㎝ほど残し、根が浸かる程度の水につけておけばOK。茎が伸びてきたら水耕栽培用の容器に植え、室内の明るい窓辺で水耕栽培しましょう。