2018年10月17日 更新

オミナエシ(女郎花)の育て方 黄色い小花がまとまって咲く姿が美しい

秋風に吹かれて揺れる姿がなんともはかなげで、寂しそうな女性を連想させることから「美人」「はかない恋」という花言葉がついているオミナエシ(女郎花)。花名の由来は諸説あり、黄色い小花が粟の粒に似ていて、その昔、粟飯のことを女飯(おみなめし)と呼んでいたことから名付けられたという説と、「高貴な女性を圧倒するほど美しい」という意味のオミナ(女)ヘシ(圧し)が変化したという説があります。名前の読み方で、季節を感じたり、女性をイメージさせたりするなんて風情がありますね。

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オミナエシとは?

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オミナエシはオミナエシ科オミナエシ属の多年草。万葉集や源氏物語にも登場する、なじみの深い植物でもあります。日本、中国~東シベリアが原産地で、沖縄を除く日本全土で咲きます。開花時期は6月~10月で、ピークは8月~9月の早秋。秋の七草のひとつとして知られていますが、実際の季節より少し早く開花します。

花径3~5㎜ほどの小さな黄色い花を房状にまとまって咲かせるのが印象的。ひとつひとつの花は小さくても、集まると花房の大きさは15~20㎝になり、あざやかな黄色が目に止まります。花が咲き終わっても、花がらの色はそのまま残るので、長く鑑賞できますよ。葉は羽のように深く裂けているのが特長。葉は茎の上の方でよく分枝し、草丈は1~1.5mほどに生長します。

切り花として楽しむこともできますが、生けた水から悪臭がただようので、鉢植えや庭植えで育てた方がよいでしょう。根を乾燥して煎じたものは「肺醤(はいしょう)」という生薬として利用され、解熱作用や解毒作用に効果があるとされています。

オミナエシの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

開花期:6月~9月
タネまき期:2月~3月
植えつけ期:2月~3月

置き場所

日当たりのよい場所で育てます。日陰だと育ちも花つきも悪くなり、最悪の場合、枯れてしまうこともありますよ。

水やり

オミナエシは、水を好みます。鉢植えの場合、土の表面が乾いたら多めに水を与えましょう。夏は1日に1~2回が目安です。地植えは特に不要ですが、乾燥が続くようなら与えましょう。

栽培のポイント

オミナエシは耐寒性、耐暑性ともに優れており、手がかからず育てやすい植物です。日が当たり、水はけのよい場所にタネをまくか苗を植えつければ、毎年きれいな花を咲かせてくれますよ。鉢植えの場合、8号鉢に1苗を目安に苗を植えつけると容易に栽培できます。ただし、根詰まりを起こしやすいので、毎年、植え替えを行ってくださいね。庭植えの場合、苗で育てるほか、花後に採取したタネでも殖やせます(ただし、花が咲くのは翌年になるので注意)。

オミナエシは同じ場所で3年ほど育てていると、株が弱まってきます。3年に一度の目安で株を掘り上げ、植え替え、または、株分けを行ってください。ある程度の高さに育ったら、摘心するのがおススメ。摘心すると草丈が抑えられ、花数もアップしますよ。

主な病害虫

病気:うどんこ病、立枯病

オミナエシ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

有機由来の元肥入りでそのまま使える

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花言葉は寂しそうな女性を連想させる「美人」「はかない恋」

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黄色い小花が粟に似ていることから「粟花」という別名がつき、野の花の趣を感じさせてくれるオミナエシ。秋の澄み切った青空に黄色い花が揺れ動く風景は、何とも美しいもの。秋になってどこかで見かけたら、花言葉を思い出してみてくださいね。

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