アジアンタムの育て方とは?日ごろのお手入れから増やし方まで詳しくご紹介

2019年12月13日


アジアンタムは、シダ植物であり花や実をつけないという特徴を持つ観葉植物です。育て方は、乾燥するとチリチリになる為こまめに葉水を行い、年間を通し室内の直射日光の当たらない場所で管理します。肥料はあまり必要とせず、株分けで増やすことができ、様々な品種があります。

アジアンタムってどんな観葉植物?

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【特徴】 原産地:世界の温帯~熱帯地域 風水:「運命の人を引き寄せる」パワーがあるとされています。 陰の気を吸い取ってくれる力がある為、運気を上げたい方にもおすすめ。 特に、金運・商売運アップしたい場合には、西に置くと良いでしょう。 花言葉:無垢・上機嫌・無邪気・繊細・天真爛漫 置き場所:耐陰性があり、室内でも育てられます。 耐寒性はそれほどなく、寒さには弱いです。 乾燥も苦手です。 適温:冬10度ほどになったら暖かい室内へ移動させます。 最低気温5度以上の場所で管理しましょう。 種類:世界に約200種、日本に約8種あると言われるアジアンタム。 一般に流通している主流の品種は、「アジアンタム・ラディアナム」です。 他にも、スノーフレークやぺルビアナム、ミクロフィラ、フリッツルーシーなどがあります。 【主な品種】 アジアンタム・ラディアナム:主流品種で、アジアンタムと言えばラディアナムを指すことが多いです。 アジアンタム・スノーフレーク:緑の葉に白い斑がまばらに入っています。鑑賞価値が高く、近年人気のある品種です。 アジアンタム・ペルビアナム:熱帯で自生する大型種です。特徴的なのは大きな葉。 アジアンタム・ミクロフィラ:小さな葉の人気の品種です。紅葉すると黄緑色に。 アジアンタム・フリッツルーシー:室内の鑑賞用に改良された園芸品種です。

アジアンタムの育て方のポイント

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直射日光に当たらないように注意し、明るい日陰に置きます。 こまめな水やりがポイントです。 寿命で葉色が変わりチリチリになってきたら、枯れた部分を早めに株元から切り落としましょう。

土と植え付け

土は水はけの良いものを選びます。 土の配合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:川砂2が良いでしょう。 軽く手順を紹介すると、植え付けの時期は毎年5月~9月。2年に1回の頻度で行います。 鉢から株を抜き、周りの土を1/3ほど落として、ひと回り大きな鉢に植え替えます。

日当たり・育成場所

鉢植え:直射日光に当たらないよう、レースのカーテン越しの場所に置くと良いでしょう。 地植え:明るい日陰に植え付けることをおすすめします。 季節による置き場所:1年を通して、葉焼けを防ぐため直射日光に当たらないようにしましょう。 夏は冷房による冷気、冬は暖房の温風が直接当たらないように注意します。

水やり

アジアンタムは夏になると水切れを起こしやすいため、十分な量の水を与えましょう。 水やりの頻度は、朝と夕方の1日2回を目安に。 冬には、水やりの回数は少なくても問題ありません。 タイミングとしては、土表面が乾いている場合、十分水やりを行います。 葉水も適度に行いましょう。

肥料

春から秋にかけて、肥料を与える頻度は7~10日に1回。 種類は液体肥料が良いでしょう。 また、緩効性の化成肥料を2ヶ月に1回の量でも十分です。 肥料があまり多いと、根が傷んで枯れてしまうので与えすぎないように気を付けましょう。

植え替え

植え替えに適した時期:5~6月頃。 方法:鉢土を1/4程度落としてから、ひと回り・二回りほど大きな鉢に植え替えます。 植え替え後の注意点:直射日光に当たると葉がチリチリになる恐れがあるため、当たらないように注意しましょう。

冬越し

アジアンタムは寒さに弱いため、冬は最低でも8度以上の場所で管理しましょう。 ベランダで育てているのであれば、室内に取り込みます。 風通しなど詳しく説明すると、適温は5~15度以上。 乾燥しすぎないように適度に風通しを良くし、葉水を適度に行いましょう。

アジアンタムの増やし方

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アジアンタムの増やし方として代表的なのは株分けですが、慣れてきたらハイドロカルチャー(水耕栽培)に挑戦してみてもいいかもしれません。

株分け

時期:5~8月頃。 手順:大きく育った株を、ナイフやハサミなどで2~4つに切り分けてから、根についた土を1/3ほど落とします。 半分ほど葉を取り除き、別の鉢へと植え替えます。 注意点:新芽が出るまでは土が乾燥しないように水やりを行い、日陰で管理します。 発芽後は、通常通りの管理に戻して大丈夫です。 植え替えの時期に合わせて株分けを行うのがおすすめです。

アジアンタムの病気・害虫

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注意点として、葉裏の胞子は病気ではありません。 虫の卵と勘違いしてしまうかもしれませんが、間違って切り落としてしまわないようにしましょう。 ナメクジやカタツムリの被害に遭いやすいのが特徴です。

病気・害虫

どういう被害が出るか:ナメクジやカタツムリの被害では、新葉が展開してこなくなります。 ナメクジの這った跡には粘液が光って見え、どこから発生したのかは一目瞭然です。 新芽が特に狙われやすいです。 被害にあったときの対策・予防法:発見次第、箸などでつまみ捕獲します。 誘発剤などで駆除するのも手っ取り早いですね。 風通しの良い場所で管理し、鉢を直接地面などの土の上に置かないようにしましょう。

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乾燥に注意して上手に育ててみよう!

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室内のインテリアとして映える、観葉植物のアジアンタム。 育てるには多少のコツが入りますが、ポイントさえ注意すれば比較的育てやすく、色鮮やかなグリーンが私たちの気持ちを穏やかにして和ませてくれます。 水やりや葉焼けなどに注意しつつ、慣れてきたら自分好みにアレンジも加えながら楽しく育ててみてくださいね。