2018年12月11日 更新

寄せ植えにおすすめ!パンジーの育て方や長くたくさん花を咲かせるコツは?ビオラとどう違うの?

パンジーは、花を楽しめる時期も長く、さまざまな色の花を咲かせてくれるので、寄せ植えに欠かせない存在です。今回は、パンジーの特徴や栽培に適した時期や環境、育て方のポイントなどをまとめました。また、パンジーに似た花、ビオラとの違いや見分け方についてもご紹介します。

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パンジーとはどんな花?

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パンジーの特徴

パンジーは、スミレ科スミレ属に分類される一年草で、野生のスミレを品種改良して作られた植物だといわれています。色の種類が豊富で、丈夫なため初心者でも育てやすく、ガーデニング用の植物として人気があります。

パンジーの花びらの大きさは小輪から大輪までさまざまです。小さいものは4~5cmで、なかには10cm以上のものも。しかし、草丈は10〜20cm程度とそれほど大きくはならないため、花壇だけでなく鉢植えやハンギングなど、育てる場所を選ばないのが特徴です。また、長い期間開花を楽しむことができる花で、上手に育てれば半年以上も花が咲くといわれています。

パンジーの基本情報

●植えつけ
パンジーの苗の植え付けは、寒くなる前の10月~11月におこないます。冬の前に根をある程度張らせておくと、暖かくなったときに育ちがよく、花も長期間楽しめます。パンジーは高温多湿に弱く、日本では夏前に枯れてしまうことが多いため、植え替える必要はありません。

●剪定
パンジーは暖かくなると、蒸れたり茎が伸びて倒れたりして枯れてしまうことがよくあるため、風通しをよくするためにも剪定が必要です。間延びしてしまった茎は、花が咲いていたとしても三分の一から二分の一ほどのところでざっくりと切ってしまえば、栄養が集中し長く開花を楽しむことができます。

●開花
パンジーの開花時期は、冬から春にかけてです。もともとパンジーは春咲きの植物でしたが、品種改良により様々な季節で楽しむことができるようになりました。

パンジーの栽培に適した環境は?

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パンジーの置き場所は?

パンジーは太陽が大好きなので、なるべく風通しがよく日当たりのいい場所に置くようにしましょう。日当たりの悪い場所で栽培すると、茎だけ間延びしてしまうだけでなく、花が咲きにくくなることも。そのため、北向き以外の場所に置いて管理するようにしてください。

冬の寒さに強いパンジーは、霜に当たっても枯れることはないため、防寒対策は必要ないといわれています。ただし、冷たい風が直接当たる場所で育てると葉が紫へと変色してしまうことがあるため、注意が必要です。

また、パンジーは高温多湿には弱いため、9月頃に苗を買う場合は、涼しい場所に置いてあげるといいでしょう。

パンジーに適した用土は? 他の植物にも使える培養土が便利!

パンジーは、弱酸性の土を好みますが、極端な酸性やアルカリ性にならなければ中性でも育ちます。これは種をまく場合でも同じです。 土が雨に当たることによって自然に弱酸性に傾いていくため、ペーハーに関してはあまり気にしなくてもいいでしょう。

用土は、培養土を自作することもできますが、一般的な花や野菜用の培養土や、ビオラ・パンジーの専用土を使用すると簡単です。自作する場合は赤玉土・腐葉土に加えて肥料など、それぞれ別々に用意する必要がありお金も手間もかかってしまうため、他の植物でも利用できる培養土を使うのが一般的です。

パンジーの育て方の基本

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水やりのコツ

パンジーの水やりは、育て方の中でも特に重要だといえます。パンジーは水持ちが良い土を好みますが、土が湿りすぎてしまうと花が少なくなったり、花の時期が早く終わってしまうことがあります。鉢やプランターの土の表面が乾いたら、たっぷりと水をやるようにしましょう。その際、与えすぎず、乾きすぎずにおこなうことがポイントです。

とくに冬の寒い時期は注意が必要です。早朝や夕方以降の気温が低い時間帯に水やりをすると、土が凍って根が傷んでしまうことがあります。冬場の水やりは、なるべく気温が上がり始める午前中におこなうようにしましょう。

肥料を追加するタイミングは?

パンジーは冬の間ずっと花を咲かせるため、土の養分が途中で足りなくなることがあり、肥料が欠かせません。種や苗を植えるときに使われる培養土には肥料が含まれていますが、それだけでは長く花を咲かせることができません。株が大きくなる12月頃と、花がたくさんつき始めるようになるころ2月頃など、生育に合わせて追肥をしましょう。

パンジーの根は繊細なため、肥料が多すぎると根が傷んでしまって養分を吸えなくなったり、枯れてしまったりすることがあるため要注意です。
肥料が不足しているときのサインは、葉にあらわれます。元気なパンジーの葉は深緑色をしていて、ハリがある状態です。一方、葉が青くなってしまっているときは、肥料が足りないサインです。その際は、即効性のある液肥を10日に1回の割合で与えてあげるとよいでしょう。

病害虫について

●パンジーのおもな病気……灰色かび病、うどんこ病、斑点病など

寒い時期は土がなかなか乾かないため、灰色のカビが発生する「灰色かび病」になる場合があります。この病気に侵されるとやがて葉や花が枯れてしまいます。水やりは天気のよい午前中におこないましょう。

また、パンジーの苗を植える際、間隔が狭すぎると風通しが悪くなり、うどん粉をかけたように
葉がカビで白くなってしまう「うどんこ病」が発生することもあります。その他にも、葉に赤褐色の斑点ができ、ひどくなると葉が落ちてしまう「斑点病」という病気もあるため、注意が必要です。

●パンジーによくつく虫……アブラムシ、ナメクジなど

暖かくなると、パンジーにアブラムシやナメクジがつくことがあります。見つけたら殺虫剤などで駆除しましょう。

パンジーの詳しい育て方|花を長く楽しむための「花がら摘み」とは?

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パンジーの育て方① 種まきから育てる場合

パンジーの種は、8月下旬~9月上旬にまくとよいでしょう。あまり秋にずれこんでしまうと、苗が育つ前に寒い時期が来てしまい、開花が遅れる場合があります。8月中に種をまいておけば品種によっては年内から花が楽しめます。ただし、発芽温度は20℃前後なので、暑い時期は風通しのよい日陰に置きましょう。発芽したら日光が充分に当たる場所に移動させるのがポイントです。

パンジーの種をまく際は花壇や鉢に直接ではなく、ポットなどを使うようにしましょう。1か所に1粒ずつまいても、一度に数粒まいて発芽後に間引いてもどちらでもOKです。

パンジーの育て方② 苗から育てる場合

パンジーの苗を植える場合は、寒くなる前におこないましょう。10~11月頃に植えるのがおすすめです。それまでに鉢やプランター、培養土などを用意しておきましょう。

苗をポットから取り出したら、植える前に底の部分と側面の部分を3分の1ほど軽くもみほぐしてから植えるのがポイントです。鉢植えの場合、1つの鉢に1株とし、底に軽石と土を入れたあと真ん中に苗を置き、周りに土を入れ固めます。プランターに植える場合は、苗と苗の間隔は15~20cmほどあけます。

長く花を楽しむためにおこなう「花がら摘み」とは?

花がらとは、咲き終わった花のことです。パンジーの花の見ごろが終わると、花びらがシワシワになり、やがてくるんとカールした状態になります。その状態が花がらです。
草花は花が終わった後に種をつけるので、花をそのままにしておくと、種をつけることに栄養がつかわれるため、花は次第に少なくなります。その前に花がらを摘んであげることによって花つきがよくなり、次々と花を咲かせるのです。

ビオラとパンジーの違いは?

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パンジーとビオラは学術的には同じ品種であり、はっきりとした違いはありません。しかし、園芸の世界では、花びらが大きいものをパンジー、小さいものをビオラとして区別している傾向にあります。一般的には5cm以上のものをパンジーと呼ぶことが多いようです。(5cmをこえるビオラも存在します)

パンジーとビオラの見分け方は大きさ以外にも諸説あるようですが、
・パンジー:5枚の花びらのうち、1枚だけ下向きについている
・ビオラ:5枚の花びらのうち、2~3枚下向きについている

という説もあるようです。パンジーやビオラを見かけたら、花びらの向きにも注目してみてくださいね。

パンジーを育てて庭やベランダを鮮やかに!

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今回は、パンジーの特徴や育て方についてご紹介しました。寒さに強いパンジーを、冬に入る前に植えておけば、寂し気になりがちな冬の花壇も色鮮やかになり、気持ちも明るくなりそうですね!

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