2020年10月12日 更新

寄せ植えにおすすめ!パンジーの育て方や長くたくさんお花を咲かせるコツは?ビオラとどう違うの?

パンジーは、お花を楽しめる時期も長く、さまざまな色のお花を咲かせてくれるので、寄せ植えに欠かせない存在です。今回は、パンジーの特徴や栽培に適した時期や環境、育て方のポイントなどをまとめました。また、パンジーとビオラとの違いや見分け方についてもご紹介します。

パンジーとはどんなお花?

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パンジーの特徴

パンジーは、スミレ科スミレ属に分類される一年草で、野生のスミレを品種改良して作られた植物だといわれています。色の種類が豊富で、白、黄、オレンジ、赤、ピンク、紫、青、黒、アンティークカラー、2色咲きや3色咲き、花びらがフリルのものなどたくさんの種類があり、丈夫で育てやすいことから初心者の方にガーデニング用の植物として人気があります。
パンジーの花びらの大きさは小輪から大輪までさまざまです。小さいものは4~5cmで、なかには10cm以上のものも。しかし、草丈は10〜20cm程度とそれほど大きく育たないということから、花壇だけでなく鉢植えやハンギングなど、育てる場所を選ばないのが特徴です。また、長い期間開花を楽しむことができるお花で、上手に育てれば半年以上もお花が咲くといわれています。
現在は品種改良されており、何百種ものパンジーが存在していて、毎年新品種が出ています。

パンジーの基本情報

●植えつけ
パンジーの苗の植え付けは、寒くなる前の10月~11月におこないます。冬の前に根をある程度張らせておくと、暖かくなったときに育ちがよく、お花も長期間楽しめます。パンジーは高温多湿に弱く、日本では夏前に枯れてしまうことが多いため、植え替える必要はありません。

●剪定
パンジーは暖かくなると、蒸れたり茎が伸びて倒れたりして、枯れてしまうことがよくあるため、風通しをよくするためにも剪定が必要です。間延びしてしまった茎は、お花が咲いていたとしても三分の一から二分の一ほどのところでざっくりと切ってしまえば、栄養が集中し長く開花を楽しむことができます。

●開花
パンジーの開花時期は、冬から春にかけてです。もともとパンジーは春咲きの植物でしたが、品種改良により様々な季節で楽しむことができるようになりました。

パンジーの栽培に適した環境は?

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パンジーの置き場所は?

パンジーは太陽が大好きなので、なるべく風通しがよく日当たりのいい場所に置くようにしましょう。日当たりの悪い場所で栽培すると、茎だけ間延びしてしまうだけでなく、お花が咲きにくくなることも。そのため、北向き以外の場所に置いて管理するようにしてください。

冬の寒さに強いパンジーは、霜に当たっても枯れることはないため、防寒対策は必要ないといわれています。ただし、冷たい風が直接当たる場所で育てると葉が紫へと変色してしまうことがあるため、注意が必要です。

また、パンジーは高温多湿には弱いため、9月頃に苗を買う場合は、涼しい場所に置いてあげるといいでしょう。

パンジーに適した用土は? 他の植物にも使える培養土が便利!

パンジーは、弱酸性の土を好みますが、極端な酸性やアルカリ性にならなければ中性でも育ちます。これは種をまく場合でも同じです。 土が雨に当たることによって自然に弱酸性に傾いていくため、ペーハーに関してはあまり気にしなくてもいいでしょう。

用土は、培養土を自作することもできますが、一般的なお花や野菜用の培養土や、パンジー・ビオラの専用土を使用すると簡単です。自作する場合は赤玉土・腐葉土に加えて肥料など、それぞれ別々に用意する必要がありお金も手間もかかってしまうため、他の植物でも利用できる培養土を使うのが一般的です。
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パンジーの育て方の基本

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水やりのコツ

パンジーの水やりは、育て方の中でも特に重要だといえます。パンジーは水持ちが良い土を好みますが、土が湿りすぎてしまうとお花が少なくなったり、開花時期が早く終わってしまうことがあります。鉢やプランターの土の表面が乾いたら、たっぷりと水をやるようにしましょう。その際、与えすぎず、乾きすぎずに行うことがポイントです。

とくに冬の寒い時期は注意が必要です。早朝や夕方以降の気温が低い時間帯に水やりをすると、土が凍って根が傷んでしまうことがあります。冬場の水やりは、なるべく気温が上がり始める午前中に行うようにしましょう。

肥料を追加するタイミングは?

パンジーは冬の間ずっとお花を咲かせるため、土の養分が途中で足りなくなることがあり、肥料が欠かせません。種や苗を植えるときに使われる培養土には肥料が含まれていますが、それだけでは長くお花を咲かせることができません。株が大きくなる12月頃と、お花がたくさんつき始める2月頃など、生育に合わせて追肥をしましょう。

ただ、パンジーの根は繊細なため、肥料が多すぎると根が傷んでしまって養分を吸えなくなったり、枯れてしまったりすることがあるため要注意です。
肥料が不足しているときのサインは、葉にあらわれます。元気なパンジーの葉は深緑色をしていて、ハリがある状態です。一方、葉が青くなってしまっているときは、肥料が足りないサインです。その際は、即効性のある液肥を10日に1回の割合で与えてあげるとよいでしょう。
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病害虫について

●パンジーのおもな病気……灰色カビ病、斑点病、菌核病など

【灰色カビ病】
草花だけでなく、果物や野菜などの幅広い植物の、葉・茎・花などの地上部分に発生する病気です。白色や褐色などの小さな斑点が増え、やがて全体がカビてしまいます。
灰色カビ病になる原因の一つに葉が乾かないという点があるため、水やりは午前中に終わらせ、しっかり葉を乾かしましょう。

【斑点病】
葉っぱや草に、小さな褐色の斑点が増える病気です。窒素成分の多い肥料を与えすぎると発生する恐れがあり、追肥を行う場合は成分をしっかり確認しましょう。

【菌核病】
茎に白いカビと黒い菌核が発生する病気です。発病したら枯れてしまう上に、菌核は土壌でも数年生き続けるので、もし発生してしまった場合は培養土ごと破棄する必要があります。地植えの場合は、数年間は栽培することを控えた方が良いでしょう。

●パンジーに出る虫……アブラムシ、ナメクジなど

【アブラムシ、ナメクジ】
冬から春になって、暖かくなってくると出てくるのがアブラムシやナメクジ。アブラムシがつくとウィルスの原因にもなるため、殺虫剤を使用して早期駆除を心がけましょう。花がら摘みをし、こまめにチェックするのもおすすめです。
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パンジーの詳しい育て方|花を長く楽しむための「花がら摘み」とは?

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苗から育てる場合

【植え方】
1.購入した苗に痛んだ部分はないかチェックして、あれば取り除きましょう。
2.ポットから取り出したら、根を四方にしっかりほぐします。
3.植えたい場所に10cm~20cm間隔で植えましょう。
4.周りに土を入れて隙間がないようにします。
5.土が乾いたら水をたっぷりとあげましょう。

【ポイント】
1.パンジー・ビオラ専用培養土ではない場合、パンジーは酸性土を嫌うため、石灰肥料を撒いて土壌酸度を調整してあげると良いでしょう。
2.プランターに植える場合は、苗と苗の間隔は15~20cmほどあけてください。

種まきから育てる場合

パンジーの種は、8月下旬~9月上旬にまくとよいでしょう。あまり秋にずれこんでしまうと、苗が育つ前に寒い時期が来てしまい、開花が遅れる場合があります。8月中に種をまいておけば品種によっては年内からお花が楽しめます。ただし、発芽温度は20℃前後なので、暑い時期は風通しのよい日陰に置きましょう。発芽したら日光が充分に当たる場所に移動させるのがポイントです。

【植え方】
1.種は植える時期まで、冷蔵庫の野菜室で寝かせておきます。
2.パンジーの種は約1mmですので、土も約1mmほどかけましょう。
3.本葉が2~3枚になったら移植します。
4.割りばしを使って、土ごとそっと掴み出し、そっと1本ずつ分けます。
5.あとは苗から育てた場合と同様、水やりをしましょう。

【ポイント】
1.植えたての時は、スプレーで水やりをすると簡単に行えます。
2.種を植える時は、空の卵パックを使うと栽培しやすくおすすめです。
3.種を選ぶ際、種を水を張ったバケツに入れてみましょう。「沈んだ種」は、中身が詰まっている証拠なので、発芽しやすいと言われています。

パンジーの種をまく際は花壇や鉢に直接ではなく、ポットなどを使うようにしましょう。1か所に1粒ずつまいても、一度に数粒まいて発芽後に間引いてもどちらでもOKです。
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長くお花を楽しむためにおこなう「花がら摘み」とは?

花がらとは、咲き終わったお花のことです。パンジーのお花の見ごろが終わると、花びらがシワシワになり、やがてくるんとカールした状態になります。その状態が花がらです。
草花はお花が終わった後に種をつけるので、お花をそのままにしておくと、種をつけることに栄養がつかわれるため、お花は次第に少なくなります。その前に花がらを摘んであげることによって花つきがよくなり、次々とお花を咲かせるのです。

ビオラとパンジーの違いは?

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パンジーとビオラは学術的には同じ品種であり、はっきりとした違いはありません。しかし、園芸の世界では、花びらが大きいものをパンジー、小さいものをビオラとして区別している傾向にあります。一般的には5cm以上のものをパンジーと呼ぶことが多いようです。(5cmをこえるビオラも存在します)

パンジーとビオラの見分け方は大きさ以外にも諸説あるようですが、
・パンジー:5枚の花びらのうち、1枚だけ下向きについている
・ビオラ:5枚の花びらのうち、2~3枚下向きについている

という説もあるようです。パンジーやビオラを見かけたら、花びらの向きにも注目してみてくださいね。

食べられるパンジー☆エディブルフラワー

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エディブルフラワーとは?

エディブルフラワーとは、食用として育てられているお花のこと。観賞用のお花の場合は植物そのものに毒性があったり、育てられる段階で食用不可の農薬が使われていることがあります。しかしエディブルフラワーは農林水産省のガイドラインに沿って育てられており毒性はありません。

味は種類によって異なりますが基本的にはあまりクセのない、淡白な味のものが多いです。
もちろんクセのあるものもありますが、育てるときの光量、水分量の調整により特有のえぐみや苦味を取り除く取り組みも広がっています。

エディブルフラワーは観賞用のお花とは違って食用として育てられるため、観賞用とは全く違う育て方をします。観賞用と食用を一緒に育てるのはNG!
もし分けずに育ててしまうと、観賞用のお花の栽培のために使用していた農薬が付着したり、毒性のあるお花と混ざってしまう可能性があります。そのような事態を防ぐために必ず分けて栽培する必要があります。食用のお花を育ててみたい方は必ずエディブルフラワー用の種や苗を買いましょう。こちらは野菜の種や苗と同じく、食べる前提で生産しているので安全です。また、移動させやすいプランターなどで育てるとよいでしょう。

因みに、パンジー・ビオラの花びらは、クセがなくさっぱりした甘さですよ!小さくて可愛らしい花びらと花色の種類が多いこと、さらにクセのない味でどんな料理にも合わせやすいということから、とても人気のお花でサラダの彩りに使ったり、ケーキやお菓子などを華やかにしてくれます。

パンジーを育てて庭やベランダを鮮やかに!

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今回は、パンジーの特徴や育て方についてご紹介しました。寒さに強いパンジーを、冬に入る前に植えておけば、寂し気になりがちな冬の花壇も色鮮やかになり、気持ちも明るくなりそうですね!
また、パンジー単体で植えても素敵ですが、他の植物と組み合わせて寄せ植えして楽しむことも!!その場合の寄せ植えするポイントは、似たような環境を好む植物と組み合わせること!!秋植えであれば、耐寒性のあるシロタエギクやヒューケラ、カルーナなどを、春植えであればアリッサムやバコパを合わせるなど、植える時期によく出回っている植物を選ぶと失敗が少ないでしょう。年ごとにいろんな組み合わせで楽しむのもよいでしょう!!パンジーは食用のもがあったり、押し花として楽しむこともできますので、ご自宅で育てることから楽しさを体感してみてください。

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