2019年1月20日 更新

寒さに強いデンドロビウム(デンドロビューム)の育て方!植え替えや花がら摘み、高芽処理の方法までご紹介

色合いが美しいデンドロビウム(デンドロビューム)。洋ランの一種で、たくさん花を咲かせるため、鉢植えとしても人気があります。丈夫で育てやすく、冬も株が凍らない限り枯死することがありません。今回はデンドロビウムの代表種であるノビル系の水やりや植替え、肥料の与え方などを紹介します。

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デンドロビウム(デンドロビューム)とは?

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デンドロビウム(デンドロビューム)は家庭でも育てやすい洋ランの仲間です。原産地はタイやラオス、ミャンマー、インドなどの東南アジアが中心ですが、日本で品種改良され現在の姿になりました。

高い木の上の枝に根を広げて育ち、節ごとに数枚の葉を、ひとつの茎にいくつもの花を咲かせるのが特徴です。原種は1000を超える種類があり、花色や形のバリエーションも豊富です。

デンドロビウムは元にした原種によって形がいくつかの系統に分かれますが、日本ではノビルという原種が盛んに交雑育種されたので、単にデンドロビウムと呼ぶ場合、多くがノビル系を指しています。

デンドロビウムの花言葉は?

「わがままな美人」、「天性の華をもつ」

色鮮やかで華やかな印象を持つデンドロビウム。美しく咲き誇ることから「わがままな美人」、「天性の華をもつ」などの花言葉がついたといわれています。

デンドロビウムの開花時期は?

デンドロビウムの特徴のひとつが、耐寒性に優れているという点です。株を凍らせない限りは枯死することなく育つので、冬に満開の株が園芸店で売られていることが多いですが、通常は春に開花します。

品種や栽培の方法によって落葉後に開花するものと葉を付けたままで開花するものがあり、どちらも落葉の時期は1年ほどです。

デンドロビウム(デンドロビューム)の育て方

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デンドロビウムは発芽しにくく、種から育てるのは難しいので、苗から育てるのが基本です。

植込み

3月下旬から5月上旬頃、暖かくなってきた時期に鉢に植え込みます。水苔と素焼き鉢の組み合わせか、ヤシガラとプラスチック鉢との組み合わせで植え込んでください。

水苔はわずかながら肥料分があるため、根がしっかりと活着し育成も早いので、初心者の方にもおすすめです。水に浸して水分を吸収させてから軽く絞って、新芽の側から根を覆うように植えてください。

また、水苔を使う場合はプラスチック鉢や化粧鉢だと乾きにくく、根腐れを起こしてしまうので、相性のよい素焼き鉢を使いましょう。

通気性のない鉢を使用するなら、ヤシガラが相性がよくおすすめです。寄せ植えなどで大鉢になった場合にも水苔よりも管理しやすく、栽培しやすいという利点があります。

ヤシガラはアク抜きしてから使用します。1日水に浸し、その水を捨て、また水に浸すを繰り返して、1週間ほどでアク抜き完了です。しっかり絞ってやや固めに植え込みましょう。

栽培環境と水やり

1年を通して十分日光に当てることが大切です。3月下旬から11月上旬までは屋外で管理し、冬は室内に入れて日当たりのよい場所で育てましょう。5月初めから9月の初めまで、弱めに遮光して葉焼けを防止してください。

株同士の間隔をできるだけあけて、風通しをよくするのも大切です。

元々は樹木に育成する洋ランなので、根が濡れたままなのを嫌がります。春から秋の育成期は土が乾いたらたっぷりと水を与え、10月以降は乾燥気味にして、バルブが痩せてくる程度まで水やりを減らしましょう。

こうすることで、根が早く伸びます。花芽が出たら再び水を多めに与えてください。ただし、どの時期も受け皿には水を溜めないように。

肥料

ノビル系のデンドロビウムは肥料を施す期間が限られています。4~6月は置き肥として、発酵油かすに骨粉を混ぜたものを根元に施してください。頻度は月に1~2回程です。

液体肥料を週に1回与えるのもよいでしょう。8月以降も株は成長しますが、肥料は必要ありません。与えすぎてしまうと花芽が付きにくくなってしまうためです。

デンドロビウム(デンドロビューム)の剪定方法

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デンドロビウムは1度花を付けると、その茎はもう花を咲かせません。開花して2年が過ぎたら、植替えの時期に古い茎を地面に張っているところから切り取ります。

ただし、開花後1年は茎の内部に新芽の成長のための栄養を蓄えているので、切らないように注意しましょう。

花がら摘み

節に咲いた花は1輪ずつしぼんでくるので、順次摘み取ることが必要です。はさみでしっかりと花茎から取ってください。もし、切り残しがあるとその部分から初根してしまい、株が弱る原因になるので注意しましょう。

高芽処理

株の生長の妨げとなる高芽を取り除きます。4~6月頃、葉が2~3枚ついた根が出てきたら、はさみやナイフで切り取ってください。取った高芽は水苔などに植替えて増やすことが可能です。

増やさない場合は根が出る前に切り取っても構いません。

デンドロビウムの剪定におすすめガーデニング用はさみ

デンドロビウムは剪定や花がら摘みが欠かせません。ガーデニング用はさみを使って丁寧に行いましょう。初心者でも扱いやすいガーデニング用はさみを紹介します。

プロの愛用者も多い本格園芸ばさみ

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新潟の三条市にあるSAKAGENさんにオリジナル仕様を製作いただきました。
刃はさびに強いフッ素加工で、汚れも簡単に落とせます。
柄はグリップ性のよいエラストマー仕様です。
専用の合皮の刃カバーケースがついています。
商品サイズ:全長W170 刃長さ65mm

専用のキャップ付きで持ち運びにも便利

アルス Gクラシック ガーデニング鋏 (GC-380)

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使うのが楽しくなりそうなスタイリッシュでおしゃれなデザイン。刃先が細く長いので、花摘みや高芽を取り除くなどの細かい作業も手軽にできます。

専用のキャップ付きで持ち運べるのもうれしいポイントですね。

デンドロビウム(デンドロビューム)の植え替え方法

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鉢の中に根がいっぱいになったら、植替える頃合いです。2~3年に1回が目安で、大株の場合は株分けも一緒に行ないます。時期は3月下旬~5月頃、花が咲き終わった後が最適でしょう。

もし、開花が遅かった場合は早めに花を切り落としてから植替えしてください。古い植込み材料を取り除いて、新しい湿った水苔を用います。すでに株元から新芽が出ているかもしれないので、傷付けないように作業するのがポイントです。

デンドロビウム(デンドロビューム)の増やし方

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数を増やしたい場合は株分け、高芽取り、茎伏せを行いましょう。3月下旬~4月頃、大株になり過ぎた、弱っている古株は株分けで改善できます。

ただし、これらの作業は病気になる可能性を高め、株を傷つけてしまうこともあるので、十分注意してください。

株分け

植替えや植付けと同時のタイミングで行います。清潔なはさみ、園芸用カッターで上の株を切り分け、根を手で裂くように丁重に分けてください。

高芽取り・茎伏せ

春から秋の育成期の間に行なうのが最適です。茎を3~5本ほど切り取り、水苔を入れた小さな鉢に茎を植付けて発芽させます。葉が3~4枚付いたら茎の途中から出ている芽を切り取り、水苔でくるんで小さな鉢で育てましょう。

茎ふせは3節に切った後ろの茎を水苔の上に挿し、通常の株と同様に育てると4か月ほどで新芽が出ます。

デンドロビウムにぴったりな鉢3選

デンドロビウムの苗を育てるなら通気性と水はけのよいテラコッタ製の鉢がおすすめです。シンプルなものから、おしゃれなデザインまで紹介します。

通気性に大変優れたイタリア製テラコッタ

植木鉢 イタリア製 デュオホワイトバッサム 31cm 10号

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きめ細かな土でつくられたイタリアのテラコッタ鉢。含有物がないので、自然な風合いを楽しめます。通気性に優れており、デンドロビウムを育てるのに欠かせない水苔とも相性が抜群です。

軽く丈夫なので植物の管理がしやすい

フレグラーポット:18型アイボリー受け皿付

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6号プラ鉢 直径18cm、高さ18cm。
素焼きのような見た目がおしゃれなプラスチック鉢です。マットな質感なのでどんなインテリアにもしっくり馴染みます。底面が水はけと通気性をよくするよう設計されており、植物のお手入れがしやすいですよ。

デンドロビウム栽培の水苔と相性のよいモスポット

陶器鉢 モスポット 100LL 8号

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アンティークなデザインが魅力的。長く使ううちに風合いが変化していくので、お部屋のインテリアとしても楽しめます。モスポットなので水はけがよく、水苔栽培に最適です。

デンドロビウム(デンドロビューム)を咲かせてガーデニングを華やかに

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デンドロビウム(デンドロビューム)の育成には手間と管理が必要ですが、美しい花を楽しませてくれます。デンドロビウムを上手に育てて、ガーデニングライフを充実させてくださいね。

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