2019年10月17日 更新

ヨトウムシの駆除の方法は?ヨトウムシを寄せ付けないための予防方法までご紹介!

ヨトウムシの幼虫はガーデニングの天敵。ここでは殺虫剤や農薬をはじめ駆除方法をご紹介します。卵を産み付けられないようにするなど予防することも農作物を守るポイント。一度繁殖すると厄介なヨトウムシ、繁殖を未然に防ぐことも被害を防ぐうえで重要になります。

ヨトウムシってどんな虫?

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ヨトウムシはハスモンヨトウやヨトウガの幼虫を指します。
ヨトウムシは漢字で夜盗虫と書きその名の通り夜行性です。
昼は土の中に潜んで静かにしていますが夜になると葉や花などを食害されてしまい植物を枯らしてしまうのです。

ヨトウムシの発生時期は年に2回。
越冬後、初夏の6月頃とその幼虫が成虫になり再び産卵・孵化する8~10月の秋ごろに注意が必要です。
発生初期の大きさは、数㎜の小さな幼虫ですが、さなぎの直前は中指ほどの大きな芋虫になります。
ヨトウムシから農作物を守るには、予防と早めの対策が必要です。
ヨトウムシは大きくなるほどに食べる量も増え、被害が大きくなってしまします。
ヨトウムシに植物丸ごと食べられてしまった!ということにもなりかねません。
このため、食害がないかを日々注意深く観察し異常を見つけたら可能な限り早く対応しましょう。

ヨトウムシがつきやすい植物・野菜は?

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ヨトウムシはキャベツ・白菜・小松菜・ブロッコリー等をはじめとするアブラナ科をはじめとし、大豆やジャガイモ、さらにはパンジーやマーガレット、バラなどの花弁が柔らかい花までも食害します。

花のつぼみもヨトウムシにとってはごちそう。
いちごやバラ等バラ科の植物に被害が及ぶことも。
通常害虫に好まれないシソにも食害が及ぶことがあるほど、ヨトウガの農業被害は多くの植物におよびます。

ヨトウムシを見つけたら

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身体の特徴は褐色~黒色、もしくは緑色の体色。
毛はなく、さなぎになる直前は3~5㎝ほどの大きな芋虫になります。
昼間は土の中で眠り、夜になると集団で葉を食すようになります。
葉の食害が見られたら株もとの土のあたりを掘って探し見つけ次第駆除しましょう。

ヨトウムシの駆除方法

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ヨトウムシの駆除方法は大きく分けて2つ。
卵・幼虫のそれぞれの段階に応じての対策が必要になります。

中齢幼虫以降の成長したヨトウムシは殺虫剤が効きにくくなってしまいます。
さらに、当然ながら成長するほどに食害の被害も大きくなります。
葉の様子を日々観察し、食害が見られたならすぐに対処するようにしましょう。

ヨトウムシの最も効果的な駆除方法は卵のうちに見つけて駆除してしまうことです。
ヨトウガは一匹当たり1000以上のタマゴを産むともいわれています。
そのため、幼虫が孵化してしまうと大変厄介です。
葉の裏側をチェックし、発見し次第その葉を切って燃やすようにしましょう。
葉の表面が白っぽく変色して居たらヨトウムシのタマゴが産み付けられているしるしですので、葉の様子は注意して観察しましょう。

また、卵を産み付けられないように予防することも効果的です。
野菜を植え付けた際に防虫ネットなどでカバーするのも成虫による産卵を防ぐことにつながります。

幼虫

孵化直後のヨトウムシは、葉の裏に群生しています。
加えて、若齢幼虫のうちは昼行性のため見つけやすくなっています。
この時期に発見をすることができたなら、葉を除去し駆除してしまいましょう。

ヨトウムシは基本的に、昼間は株もとの土の中に隠れています。
このため、食害があった場合は株もとの土を掘り起こしてヨトウムシを探し駆除しましょう。
とはいえ、隠れているため見つけにくいのが実情です。
その際は薬剤での駆除がおすすめです。
そこで注意が必要なのは、薬剤を散布する範囲です。
被害のある場所だけの散布や、畑だけに撒くなど局所的な散布ではヨトウムシの被害を十分に防ぐことはできません。
ヨトウムシの成虫は蛾であり、飛来して卵を産み付け被害を拡大させていきます。
エサとなる植物の種類も多岐にわたるため、駆除を目的として薬剤を散布する際には畑の外にも散布するなどして広範囲にわたって散布するようにしましょう。

根元に撒く、殺傷能力の高い誘殺剤

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定評のある薬剤、水和剤、葉面散布におすすめ

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雨で流れていく殺虫剤、オーガニックにもおすすめ

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米ぬかトラップ

薬剤や農薬を使うのは抵抗がある…そんな方におすすめの駆除方法が「米ぬかトラップ」。
作り方はシンプルで、米ぬかを容器いっぱいに詰め土に埋めておくだけ。
豆腐の容器など使い終わったら容器ごと捨てることができるものを使うと良いでしょう。

容器に詰めた米ぬかと土とが同じ高さになるように埋めるのがポイントです。
米ぬかがヨトウムシを誘引し、集まってきたヨトウムシを捕獲・駆除できるという仕組みです。
また、ヨトウムシは米ぬかを消化しきれずそのまま死んでしまうこともあるのだとか。
米ぬかに殺虫剤を薄めて混ぜておいても良いでしょう。
数日にわたって米ぬかトラップを仕掛ける場合は、雨に濡れてしまわないよう工夫をするとより効果的です。

ただし、米ぬかはナメクジなど他の害虫も呼び寄せてしまうことがあります。
このため、放置しすぎることのないよう注意しましょう。

ヨトウムシの予防法

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ヨトウムシは完全駆除の難しい害虫。
このため、予防をすることも食害を防ぐうえで重要です。

土をしっかり耕す

ヨトウムシは夜行性の害虫です。
このため、昼間ののうちに土をしっかりと耕すことで土の中にいるヨトウムシやそのさなぎを駆除しておくことが食害の予防につながります。

成虫の飛来を防止する

農作物にネットをかけ、成虫であるヨトウガやハスモンヨトウの飛来を防止することでも食害を防ぐ方法として有効です。
作物に成虫が近寄れなくなることで産卵を防ぎ、ヨトウムシが作物につくことを防ぐことが狙いです。
また、害虫の忌避剤をまき成虫が近寄れなくする方法もオススメです。
これらの方法は、成虫の活動が活発となり春~初夏、秋の時期に行うと効果的です。

コーヒー米ぬか

忌避剤などの薬剤を使いたくない、またはペットや小さな子供がいるので薬剤系は心配という方もいるでしょう。
せっかくの家庭菜園なのだから、オーガニックにこだわりたい!という気持もありますよね。
そんな方は、忌避効果のあるコーヒーと米ぬかを使った予防がオススメです。

ヨトウムシはコーヒーに含まれる成分を嫌う性質があります。
このため、濃いめに入れたコーヒーを葉の表面に散布することで食害を予防することができるのです。
さらに、コーヒーの出がらしを土に混ぜることでヨトウムシが土中に潜むことも防止してくれます。
米ぬかもヨトウムシを誘引する効果がありますが、ナメクジを引き寄せてしまうので注意が必要。
こまめに撤去するようにしましょう。
捨てるだけのコーヒーの出がらしが農薬の代わりとなり、無駄なく防除できるというのは嬉しい効果ですね。

ヨトウムシから農作物を守る

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ヨトウムシの駆除には適したタイミングや駆除剤を選ぶことも重要です。
食害を防ぐ目的の物や、殺虫効果のある者など様々。
更に、若齢幼虫に対して殺虫効果を示す薬剤と終齢幼虫に殺虫効果を示すものが別で使うべき対象やタイミングが違うと十分な効果を得ることができないのです。
被害をもたらしているヨトウムシの成長段階は大きさを見れば見当がつくので、ヨトウムシの大きさも参考にしながら薬剤を選択するようにしましょう。

一度発生してしまうと完全駆除の難しいヨトウムシ、防虫ネットを利用するなど大切な植物を守るために予防も徹底しましょう!

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