ルドベキアの育て方 初夏から秋まで黄色のヒマワリのような花を咲かせる

2018年9月18日


真夏に次々と花を咲かせるルドベキア。鮮やかなオレンジや黄色の花は小型のヒマワリのようですが、枝分かれし、ひと株でも存在感があるのが特徴です。花は一重咲きのもののほか、八重咲きのもの、大きさや形もざまざまな品種が楽しめます。草丈が低く地面を這うように広がる品種はグラウンドカバーとして利用されることも。品種によって、花後に枯れる一年草と、冬も根が残って越冬する宿根草のものがあります。花壇や鉢植えなど、用途に合わせて選びましょう。

ルドベキアとは?

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キク科の一・二年草または宿根草で、北米が原産です。日本には明治中期に切り花用として渡来しましたが、丈夫な性質で手間がかからないので、ガーデニングにも取り入れられるように。一般的に多くみられるのは一年草の「ヒルタ」種。欧米ではブラックアイドスーザンと呼ばれ、黄色の花弁と茶色の中心部が個性的。越冬しませんが、地植えしたものはこぼれダネが翌春芽吹き、開花します。またルドベキアの宿根草の代表格は黄色い小花をたくさんつけ、草丈も1m以上に育つ「タカオ」種。ロゼット状で越冬し、春に茎を伸ばし夏に花を咲かせる「フルギタ」種もあります。どのルドベキアも病害虫の被害も少なく、強健で、真夏の強光線にも耐えるので、夏花壇や寄せ植えにぜひ取り入れてほしい草花です。

ルドベキアの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

タネまき期:3月、10月
植えつけ期:4月~5月
開花期:7月~10月
※関東地方以西基準

置き場所

日あたりと水はけの良い場所を好みます。

水やり

地植えの場合、乾燥したら与えます。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。

栽培のポイント

丈夫な性質で、土質も特に選びませんが、植えつける前に腐葉土や堆肥などの有機質や緩効性の化成肥料を混ぜ込み、保肥性と保水力を高めてやるとよいでしょう。日なたを好むので、日陰や水はけの悪い環境では花つきや生育が悪くなるので注意して。鉢植えの場合は市販の培養土を利用するのが手軽です。

 

鉢植えの場合、生育期間中は緩効性の化成肥料等与えますが、地植えでは特に必要ありません。草丈が高く育つ品種の場合は、夏、草丈の半分程度、切戻してやると再び開花します。花後、そのまま鑑賞し、タネを取ることもできますが、カットしてやると次の花茎が伸び、再び花が楽しめます。タネを保管し、翌年の春にタネまきして育てることもできます。こぼれダネで自然と芽吹くことも。宿根草の場合は、株が大きく育つので、冬越し後、新芽が生長を始める3月頃に植え替えしてやるのがオススメ。手間いらずで初心者向きの草花です。

主な病害虫

害虫:特になし
病気: うどんこ病、ハモグリバエ

ルドベキア栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

栽培に失敗しない!プロが配合した有機質入りの培養土

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※価格は変動することがあるので詳細はサイトをご覧ください。
ココナッツファイバーや木質堆肥などの有機素材を多く配合し、安心して使える培養土です。独自の土壌改良剤や有機緩効性肥料分も配合され、長期間、植物の生育を助けます。

天然のミネラル成分配合で花つきアップ

タクト バイオゴールドオリジナル

 

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追肥には各種天然材料を独自製法で時間をかけ熟成した天然有機肥料がおすすめです。豊富なミネラル類配合で、いろいろな植物に効果的です。

ハモグリバエ退治に

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植物への薬害が少なく、広範囲の害虫に効果を発揮する代表的な園芸用殺虫剤です。水でうすめて散布します。

寄せ植えに元気なイメージを演出できるルドベキア

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明るい黄色やオレンジの花を咲かせるルドベキア。中心部が緑や黒のものがあり、1本の茎から枝分かれし、多くの花をつけるのが特徴です。草丈も低いものから高いものまで、いろいろな品種がそろうので、植える場所に合わせて選べます。初夏から秋まで開花期間も長いので、寄せ植えにプラスしても便利です。ヒマワリのような元気なイメージを演出したい時に、ぜひトライしてほしい草花です。ルドベキアには「正義」「公正」などの花言葉があります。
オオハンゴウソウと呼ばれる「ラキニアタ」は草丈2mにも育つ生育旺盛な宿根草で、どんどんふえ広がるので、駆除の対象となる特定外来生物に指定されています。