バジルの害虫対策と駆除。自宅でも簡単にできるバジル栽培の害虫対策とは?

2020年10月3日


バジルはピザやパスタなどイタリア料理には欠かせないバーブです。最近ではドライバジルも売られていますが、新鮮なバジルは柔らかくて風味も良く、自分で栽培してみたいと思う方も多いでしょう。そこで今回は、バジル栽培の注意点と害虫対策についてご紹介します。

バジルは育てやすいハーブ

バジルはシソ科のハーブで繁殖力が高く、暑さや病気にも強いため初心者でも簡単に育てることができます。
冬の寒さには弱いのですが生育期は長く、春から秋にかけて長く楽しむことができる植物です。

日光に当てることが大切

そんなバジルを上手に育てるコツは、日光に当てること。
日光が不足すると株が弱まり、虫がつきやすい状態になるので、室内で育てる際は特に日当たりの良い場所を選びましょう。
ただし、直射日光は苦手。
夏場は、日差しが強すぎると葉が硬くなる原因になるので注意が必要です。

 

ハーブは乾燥を好むものが多いのですが、バジルは水を好みます。
水やりはこまめに行い、土が乾ききるまえにたっぷりとあげることもポイントです。

バジルを育てる際は害虫に注意が必要

育てやすくて丈夫なバジルですが、虫に弱いという欠点もあります。
バジルにつきやすい虫は、ハダニ、ヨトウムシ、アブラムシなどがあります。
虫が苦手という人は鉢植えにして室内で育てれば、屋外に比べると害虫の被害は少なくなります。

 

室内での栽培は使う土に気を付けましょう。
腐葉土は水が溜まりやすので、虫がわく原因になります。
有機肥料も虫が好むので室内で使うのは避けたほうがよさそうです。
また、根本に枯れた葉があると、害虫がつきやすくなりますので、こまめに取り除いてあげることも大切です。

虫がついてしまったらどうすればいい?

きちんとしたお手入れをしていても、植物なので虫がついてしまうことはあります。
基本的な対処法は、ついてしまった虫を取り除くしかありません。
嫌な作業ですが、適切な薬品を使ったり、ちょっとした工夫をしたりすることでその負担を減らすことができます。

 

なお、極力薬品は使いたくないという場合には、次のようなやり方もあります。
アブラムシやハダニにはコーヒーかすを乾燥させたものを土に混ぜて育てます。
コバエはジメジメとした環境を好むので、水のやりすぎに注意し、レモン水を葉にスプレーすると寄り付かなくなりますよ。

ヨトウムシ

「夜盗虫」とかいて、ヨトウムシと読みます。
ヨトウガの幼虫で、昼間は土の中に隠れていますが、夜になると出てきて葉を食い漁ります。

アブラムシ

気が付いたら大量発生しているアブラムシ。
ウイルスの媒介となることもあるので、予防はしっかり行いましょう。

ハダニ

葉から栄養を吸い取り、枯らせてしまうハダニ。
極めて繁殖力が強く、短期間で大量発生していまうことも。

バジルの害虫対策

防虫ネットをかける

成虫が飛来、産卵して、大量発生につながることがあります。
防虫ネットをかけて、あらかじめ成虫の飛来を防ぎましょう。

 

こまめに何かを行わなければならない、という訳ではないので、簡単な予防法でおすすめです。

風通しを良くする

湿気が多いと、どうしても害虫が集まりやすくなってしまいます。
できるだけ風通しの良いところで育てるようにしましょう。

 

また適度な剪定も効果的。
葉が密集していると、害虫の早期発見にも気づきやすいので、定期的に行うよう心がけましょう。
ちなみに葉につく害虫に対して、葉水もおすすめです。

オリジナルスプレー

害虫への忌避効果がある作物で液体をつくり、スプレーで植物に吹きかけるのもおすすめです。
農薬ではないため、食べる際にも安心ですね。

 

トウガラシなどのエキスを抽出し、スプレーするだけなので簡単ですよ。

室内園芸の虫対策におすすめの商品

鉢植えやプランターに挿すだけでコバエが取れる

アース製薬 アースガーデン ハエとり棒 園芸用

 

アース製薬 アースガーデン ハエとり棒 園芸用

アースガーデン ハエとり棒 園芸用は、緑色の棒に強力な粘着材が付いていて、コバエを誘引、キャッチしてくれます。
殺虫成分は入っていないので、小さいお子さんがいて殺虫剤を使いたくないという場合でも使うことができ安心です。
鉢植えやプランターに挿すだけという手軽さも嬉しいですね。

手軽にできるバジル栽培を始めよう!

バジルは日当たりと風通しの良い場所を選び、水やりを欠かさなければ初心者でも簡単に栽培できるハーブです。
丈夫に育てば虫もつきにくくなりますし、手軽な対策グッズを使えばさらに育てやすくなります。

 

自宅で上手に育てて、新鮮なバジルを味わってみませんか?