2020年10月16日 更新

虫除けスプレーを手作りする方法は?赤ちゃんやペットがいても安心!ハッカ油や好みの精油で虫除け

ガーデニングにおいて気を抜けない虫刺され対策。子供や赤ちゃん、ペットがいても安心して使えるような虫除けスプレーを手作りしてみませんか?手作りならお好みの香りも楽しめます。効果の高いハッカ油などの精油を使って、簡単にできる作り方や材料を見ていきましょう。

安全な虫除けスプレーとは?

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お出かけの時やガーデニングでの作業時には必需品と言える虫除けスプレー。
市販のものは手軽に手に入れられますが、子供への使用やペットがいる場合には不安になってしまうような薬品が使われている場合もあります。
なかでも気をつけたいのが「ディート」という薬品。
市販の虫除けスプレーでは主成分となることもありますが、ディートには以下のような制限が設けられています。

▶︎乳幼児や小児への使用について
1.6ヶ月未満の乳幼児は使用禁止
2.6ヶ月〜2歳未満は1日1回まで
3.2歳〜12歳未満は1日1〜3回まで

そこで、子供や赤ちゃんにも安心して使用できる虫除けスプレーを手作りする方が増えているのです。

ハッカ油を使った手作り虫除けスプレー

虫除けスプレーを手作りする際に、まずおすすめしたい材料が「ハッカ油」です。
ハッカ油とは、乾燥させたミントから抽出した植物油のことをいいます。

ハッカ油の主成分となるのが「メントール」
リップクリームなどにも使われるような、すっきりとした香りが特徴です。
そして、虫はこの独特の香りを嫌う性質があります。
そのため、夏でもすっきりとしたメントールの香りを身に付けることが虫除けにつながるのです。

エッセンシャルオイル(精油)を使った手作り虫除けスプレー

ハッカ油以外にも、様々なエッセンシャルオイル(精油)を使用することができます。

・エッセンシャルオイルとは
日本語でいう「精油」のことで、100%天然の素材だけで抽出されたオイルのことをさします。
純度が高く成分が濃いため、取り扱いには注意しましょう。
なお、「アロマオイル」はエッセンシャルオイルを元にして、人工香料やアルコールなどが加えられたオイルのことをさします。
虫除けスプレーの素材として使用する際には、より高い効果を期待できるエッセンシャルオイル(精油)を使用しましょう。

・エッセンシャルオイル(精油)の効果
ハッカ同様に虫が嫌う香りがあるものが多く、虫除けとして利用することができます。
なかでも、シトロネラ、レモンユーカリ、ゼラニウム、レモングラスなどは虫除け効果が高いと言われています。
これらは単体でも、混ぜて使うことも可能です。
混ぜたからといって効果に差が出ることはほとんどありません。

【ハッカ油】虫除けスプレーを手作りするための準備

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それでは、実際にハッカ油を用いた虫除けスプレーの作り方を見ていきましょう。
まずは用意する道具をご紹介します。

■道具
・スプレー容器
実際に使いたい量を考えて大きさを選びますが、手作りの虫除けスプレーの使用期限は短めになります。
あまり大きすぎないものを選び、使い切れるようにするのがおすすめです。
また、注意したいのがボトルの材質です。
材料となるハッカ油やエタノールはポリスチレンを変形させる恐れがあります。
ガラス製のボトルで、遮光性があるものを選ぶと安心ですよ。
使い終わったスプレータイプの香水の瓶を再利用することも可能です。

・計り(計量カップやビーカーなど)
計りがなくても虫除けスプレーを作ることはできますが、エタノールや精製水の計量の際にあると便利です。

ガラス製!細身で持ち運びに便利なスプレーボトル

ガラス製 フロスト スプレーボトル(すりガラスつや消し...

ガラス製 フロスト スプレーボトル(すりガラスつや消しホワイト) 極細スタイリッシュボトル10ml

10mlサイズで細身な、遮光性スプレーボトル。ガラス製なので、手作りの虫除けスプレーも安心して持ち運べます。

材料:無水エタノール

無水エタノールとは純度の高いエタノールのことで、その名の通り水を含みません。
アルコール濃度が99.5%以上と非常に高くなっています。
虫除けスプレーに限らず、化粧品や日用品を作る際にも使用することができ、薬局などで手軽に買うことができますが、消毒用エタノールでの代用も可能です。

材料:精製水

精製水とは、不純物を含んでいない水のこと。
コンタクトレンズの洗浄液には、精製水が使われています。
精製水がない場合、化粧品のようにスキンケアが目的ではないため、水道水を使用しても作ることはできますが、
肌に優しい虫除けスプレーを作りたいのであれば、ミネラルウォーターを代用しましょう。

材料:精油(ハッカ油)

今回は主成分となる精油として、ハッカ油を用意します。
肌につけても安全な精油のひとつですが、前述の通り、虫除け効果はかなり高いと言われています。

食品の香料にも使える安心の天然素材

北見 ハッカ油スプレー 10ml

北見 ハッカ油スプレー 10ml

虫除けスプレーとして取り入れることはもちろん、お菓子や料理にも香料として使用することができます。
マスクにスプレーして、日常ですっきりとした香りを楽しむのもおすすめです。

【ハッカ油】虫除けスプレーを手作りする方法

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実際にはお好みの量で手作りすることになりますが、ここではスプレーボトルの大きさに合わせた分量でご紹介します。

1、スプレーボトル(ここでは50mlとする)に合わせて、以下の材料を用意します。
・精製水45ml
・無水エタノール5ml
・精油(ハッカ油)10滴

2、もしビーカーなどの計りがあれば、精油(ハッカ油)と無水エタノールを先にその容器の中で混ぜ合わせます。
(容器がなければ直接スプレーボトルに入れてしまってOKです)

3、よく混ざり合った2をスプレーボトルに移し精製水を加え、さらによく混ぜ合わせて完成です。

・ポイント
精油と無水エタノールはよく混ざり合います。
そのため、精製水を最後に入れて混ぜ合わせると分離しにくくなります。
また、敏感肌の方や子供用に作る場合には、精油の量を減らして濃度を薄めに作ると安心です。

【エッセンシャルオイル】虫除けスプレーを手作りするための準備

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ハッカ油以外のエッセンシャルオイル(精油)で作る場合も、基本的な道具は同様です。

■材料

・キャリアオイル
植物から抽出された植物油のことで、エッセンシャルオイルと合わせて希釈するために使われることが多いオイルです。
おすすめは「ホホバオイル」品質が安定していて使いやすいですよ。
もしキャリアオイルがない場合は無水エタノールでの代用も可能です。
無水エタノールであれば、精油ともしっかり混ぜ合わせることができます。

・お好みのエッセンシャルオイル(精油)
虫除けスプレーにおすすめなのは先述したシトロネラ、レモンユーカリ、ゼラニウム、レモングラスです。高い効果を期待できます。

・精製水
精製水はミネラルウォーターや水道水での代用も可能です。

肌馴染みもよく酸化しにくい純度100%のオイル

ホホバオイル・未精製・オーガニック/50ml

ホホバオイル・未精製・オーガニック/50ml

そのままでも美容用として利用できるホホバオイル。
虫除けスプレー以外にも、クレンジングオイルやマッサージのオイルとして使うのもおすすめです。

【エッセンシャルオイル】虫除けスプレーを手作りする方法

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ハッカ油を使った虫除けスプレーと作り方は同様です。
材料の量はスプレーボトルの大きさに合わせています。

1、スプレーボトル(ここでは50mlとする)に合わせて、以下の材料を用意します。
・精製水45ml
・キャリアオイル5ml
・お好みのエッセンシャルオイル(精油)10滴

2、計りにエッセンシャルオイル(精油)と無水エタノールを入れ、その容器の中で混ぜ合わせます。
(容器がなければ直接スプレーボトルに入れてしまってOKです)

3、よく混ざり合った2をスプレーボトルに移し、精製水を加えてよく混ぜ合わせて完成です。
使用の際には成分が均一になるよう、よく振ってから使いましょう。

【エッセンシャルオイル】を混ぜ合わせたアレンジ手作り虫除けスプレー

エッセンシャルオイル(精油)は混ぜ合わせて使うこともできます。
配分についてはお好みの香りになるように色々試してみるのがおすすめです。
ここでは、よく使われるオイルとその効果をご紹介します。

・シトロネラ
爽やかな柑橘系の香りで、防虫効果も高いと言われています。
そのほか鎮静作用や抗菌効果も期待できるシトロネラは、レモングラスにもよく似ています。

・レモンユーカリ
レモンのような香りが特徴で、シトロネラールという虫除けに効果が高いと言われる成分が多く含まれています。
ユーカリは種類が多いので、名前をしっかり確認してから購入しましょう。

・ゼラニウム
ガーデニングのゼラニウムとは別のもので、正確には「センテッドゼラニウム」といいます。
ローズやパインなど様々な香りのものがあります。
オイルに含まれる物質は殺虫効果を期待でき、お店によっては蚊除け草の名で売られることもあります。

・クローブ
スパイシーで刺激的な香りが特徴的。歯医者などで局所麻酔に使われることもあるほど作用が強いため、少量で薄めて使用します。

手作り虫除けスプレーを使用する際の注意点

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1週間から10日ほどで使い切る

天然の素材のものを混ぜ合わせて作った虫除けスプレーは、防腐剤なども含まれていないため日持ちはしません。
1週間から10日程度で使い切るようにしましょう。
また、香りがなくなってしまっていたら虫除け効果は期待できません。
その場合も使用はやめましょう。

日常で使う際には少なめの使い切りできる量にして、こまめに作るのがおすすめです。

よく振ってから使う

水と精油を混ぜ合わせている手作りの虫除けスプレーは、とても分離しやすいです。
そのため、使用する前にはよく振るようにしましょう。
そして虫は香りを嫌って避けていくため、香りがしなくなったら付け直すことも大切です。

小さい子供や赤ちゃんに使うとき

小さい子供や赤ちゃんは肌がとても敏感なもの。
もし子供や赤ちゃんに使用する場合には肌ではなく、洋服や帽子など身につけているものにスプレーしましょう。
お部屋の中で使用する場合も、部屋の中ではなく網戸などに吹きかけるのがおすすめです。
こうすることで、ペットがいるご家庭でも安心して使うことができますよ。

肌に合わなかったらやめる

選ぶエッセンシャルオイル(精油)によっては、肌に合わない可能性もあります。
肌が赤くなったり、腫れてしまったりした場合は水でよく洗い流し、直ちに使用を中止しましょう。
肌が弱い方や敏感肌の方は、使い方に注意して事前にパッチテストをするのがおすすめです。

【家庭菜園用】手作り虫除けスプレーの作り方

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最後は、ガーデニングや家庭菜園で使える植物のための虫除けスプレーの作り方をご紹介します。
天然由来の虫除けであれば、収穫した野菜を食べる時も安心です。

材料

今回使用する材料は、どれも虫が嫌う成分を含んでいます。

・米酢
お酢には防虫効果以外にも抗菌作用があり、植物の病気対策としても使用できます。
米酢は普通の酢に比べて有機酸を多く含んでいるため、手作りの虫除けスプレーにおすすめです。

・トウガラシ
匂いだけでなく、食べ物としても害虫・害獣が嫌うトウガラシ。
その特徴である成分カプサイシンは、水には溶けませんがアルコールや酢には溶けるという性質があります。

・ニンニク
トウガラシ同様の効果があり、これらを合わせることでより高い効果を期待できます。
ニンニクは切った時、潰した時に臭い成分のアリシンができます。
この成分もまた、アルコールや酢に溶け出す性質をもっています。

作り方

1.トウガラシのヘタをとり、種も取り除きます。
種を取ることで、スプレーボトルに移した時にスプレーを噴射しやすくなります。
2.ニンニクの皮をむき、包丁で押し潰しておきます。
3.1と2を純米酢の中に入れ、1ヶ月〜3ヶ月ほど漬け込んだら原液の完成です。

使用の際はスプレーボトルに満タンまで水を入れ、そこにスポイトなどで吸い取った原液を入れて混ぜ合わせます。
濃度は害虫被害の具合によって決めていきますが、濃すぎると植物や野菜が傷んでしまう恐れがあるため注意しましょう。

手作り虫除けスプレーで安心の虫除けライフを!

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子供や赤ちゃん、ペットがいる家庭でも安心して使える手作りの虫除けスプレー。
好みの香りをブレンドさせて楽しむこともできる虫除けスプレーと共に、気持ちの良い日々を過ごしましょう!

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